新しい東海道線特急「湘南」と「踊り子」の違い

2021/3/13から特急「湘南」が新設されます。従来からある特急「踊り子」との違いを調べてみました。

ポイント

「湘南」と「踊り子」の共通点

どちらも東海道線を走る在来線特急です。

車両はどちらもE257系になります。

2021年1月時点では一部の踊り子は185系ですが、185系は3月に引退するようです。

なお「踊り子」といっても、2020年3月に新設された「サフィール踊り子」とは別のものです。

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どちらも上り線は、一部を除いて東京が終点なのは共通です。しかし、下り線の終点が異なります。

単純比較すると踊り子のほうが走行区間は長くなります。

湘南の下り線の終着駅は小田原です。一方、上り線の終着駅は東京・品川のほか、一部は渋谷・新宿行きになります（一部の下り線列車の始発駅でもある）。会社が渋谷・新宿にある人でも使えます。

踊り子の下り線は東京駅始発（一部は池袋始発）です。終着駅は伊豆急下田が基本ですが、一部列車の一部の号車は途中で修善寺行きになります。上り線も同様に伊豆急下田（一部は修善寺）始発で、東京や池袋へ向かいます。

想定している用途が違うようです。

特に「湘南」は「湘南ライナー」「おはようライナー新宿」「ホームライナー小田原」を置き換えるものなので、通勤・通学向けなのは明確です。

用途が異なるため、走る時間帯も異なります。

公式サイトにある時刻表¹を見ると、「湘南」は「朝に東京に向かい、夕方〜夜に小田原に向かう」ダイヤになっています。完全に通勤・通学客をターゲットにしたものです。

一方、踊り子は朝はその逆とも言える時間帯に走るものの、比較的幅広い時間帯に走っています。伊豆方面への観光特急という面を持っているため、伊豆あたりで宿泊して帰ってくるのにちょうど良いです。