東海道新幹線と東北新幹線のグリーン車の比較

飛行機・鉄道

先日、東北新幹線のグリーン車に初めて乗りました。一方、東海道新幹線のグリーン車にも乗ったことが何度かあります。そこで、それぞれの新幹線のグリーン車を比較した結果を書きます。なお、ここで言う東海道新幹線はN700系・N700A系、東北新幹線はE5系を指すものとします。

共通の部分

いずれも次のようなスペックになっており快適です。

  • 座席配置…2 + 2列(普通車は3 + 2列)
  • 普通車より大型の座席
  • 照明…普通車よりやや暖色系かつ暗い
  • 全席にコンセント1つ付き

東海道新幹線と東北新幹線で異なる部分

本題はここから。一見同じように見えるグリーン車ですが、次のような違いがあります。

フットレストとレッグレスト

東海道新幹線はフットレストがあり、靴を脱いで足を置くことができます。

一方、東海道新幹線にはフットレストが無い代わりに電動レッグレスト(オットマン)があり、ふくらはぎを置くことができます。レッグレストを最大限上げると足先が浮くので、いずれにせよ靴を脱いでくつろぐことができます。

私は身長が高い方(180cm前後)ですが、東海道新幹線のグリーン車だとフットレストがあるため前の座席の下に足先を入れることができず、足を伸ばしきることができません。これは、個人的には普通車とグリーン車を比べたときのグリーン車の唯一の不満点です。その一方で東北新幹線のレッグレストだと足を伸ばせるので、身長が高めの人にとってはレッグレストのほうが良いかもしれません。

普通車からグリーン車へのポイントでのアップグレード

東海道新幹線の場合、エクスプレス予約で予約することで得られるグリーンポイントを使えば、普通車と同じ値段でグリーン車に乗ることができます。例えば東京・品川〜京都・新大阪間を1年間に6往復すれば、翌年の6月までのぞみのグリーン車にアップグレードできます。一定の頻度で東京から関西に出張する人であれば貯めることができるかと。グリーン車の料金は個人で出すには高いですし、出張で使うにしてもヒラ社員だとグリーン車の料金を精算できない会社が大半だと思いますが、出張で得られたポイントを使って差額無しでアップグレードする分には会社から文句は言われないかと思います。(そんなことで文句を言われる文化の会社だったら辞めたほうが良いと思う)

一方、東北新幹線の場合はエクスプレス予約のグリーンプログラムのようなものはありません。ただし、VIEWカードのポイントをグリーン車利用券に交換することができるようです(乗車券+普通席特急券の料金は別途必要)。VIEWカードは通常のお買い物だと利用金額に対して0.5%のポイントが付き、グリーン車利用券への交換に2000ポイント必要なので、40万円の利用で1回乗れるということになります。年6回の往復で必要ポイントが貯まるエクスプレス予約と比べると、年数回の出張(の経費)で貯まるというにはハードルが高いので利用しづらいかと。

座席の枕

東海道新幹線の場合、座席自体は大型のものでくつろげますが、枕はありません。

一方、東北新幹線の場合は頭があたる部分に枕がついています。この枕は可動式で、上下に動かすことができるので、ちょうどよい位置になるようにセットしましょう(国際線の飛行機の座席のイメージ。なお、ちゃんと位置をセットしないとかえって邪魔かも)。乗車中はずっとパソコン作業するというのであれば使わないでしょうが、少し休憩したり眠ったりするときには役立つと思います。

ドリンクホルダー

東海道新幹線の場合、前の座席の背面に雑誌等を入れる網がついているので、机を収納しているときはペットボトルをここに突っ込んでおけば邪魔になりません。しかし、缶ビールや缶ジュース等で飲みかけのものを入れるにはやや不安定なので、机に置いておくしかありません。

一方、東北新幹線の場合は、雑誌等を入れるポケットとは別にドリンクホルダーが付いています。前の座席の人が最大まで背もたれを倒した時にどうなるかは何とも言えませんが、飲みかけの缶飲料を入れても大丈夫なように思います(多分)。

各座席の雑誌

東海道新幹線の場合、沿線情報が書かれた雑誌の他に、時代の先端を行く雑誌である『WEDGE』が各座席に置かれています。経済ネタや広告をたまに読む分にはちょうど良い時間つぶしになると思います。

一方、東北新幹線の場合は沿線情報が書かれた雑誌だけであり、『WEDGE』は置いていません。ただしグランクラスの場合はデッキに新聞が置かれています(グリーン車だと利用不可)。

おしぼり

東海道新幹線の場合、新横浜駅を出たあたりからおしぼりが配られます。

一方、東北新幹線では配られません(どうやら昔はおしぼりとドリンクが配られていたようですが…)。なおグランクラスでは今でも配られます。

座席のヒーター

東海道新幹線には、座面を温めるヒーターがあります。私はどちらかといえば暑がりなので、ちゃんと使ったことがないのですが、寒いときや体調が悪いときなどには良いのかもしれません。

一方、東北新幹線の場合はヒーターはありません。こちらの方が寒冷地を走るのですが、その分暖房が強めなので不要ということなのでしょうか?(冬に乗ったことがないので未確認)

結局、どちらが良いか?

上記を見るとハード面は東北新幹線の方が良いようにも思えます。しかし、新幹線を使う出張を年数回行っている人だとエクスプレス予約のグリーンプログラムが使えるので、東海道新幹線のグリーン車に乗れる可能性は高まるかと思います。

なお、ここまで書いておいてなんですが、東海道新幹線と東北新幹線は走る区間が全く異なるため競合しないので、この比較自体はよく考えると意味がないのかもしれません。