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ふるさと納税の返礼品の選び方(主に1人暮らし向け)

2019-12-14

この年末の時期になると、ふるさと納税でどこの地方自治体に寄付するか、そして返礼品として何を選ぶかに迷います。ここでは私がどのように選んだかについて記します。迷っている方の選択の一助になれば幸いです。

ふるさと納税とは

皆様ご存知のとおり、「ふるさと納税」は納税者が寄付先を選択する制度であり、日本の地方創生を目指す制度です。居住所以外の自治体に寄付することで、その副産物として、実質負担2,000円だけで日本全国の色々なものを手に入れることができるというメリットもあります。金持ちが得する制度になっており(それ自体は私は問題ないと思う)、もはや当初の理念から乖離したお祭り騒ぎのようなものになっている気がしてならないですが…。

http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/policy/

返礼品に着目する場合の選び方の基準

ふるさと納税は自分が応援したい地域や税金の使い方に共感した地域に対して納税するのが本来の方法でしょうが、返礼品に着目して納税先を選ぶという考え方もあります。

この場合は返礼品の選び方は人それぞれですが、ふるさと納税関係のサイト(さとふるなど)にはあまりにも多くの商品が載っているので、選ぶのが大変です。そこで、私は次の基準で選ぶことにしました。

  • 必ず消費できる食品
  • 普段は使わないがいつか必要になるもの

必ず消費できる食品

返礼品として食品が多く載っており、豪華なものや珍しいものも含まれていますが、1人暮らしには多い量のものも多いです。特に肉や魚介類などの生鮮食品は、冷凍が可能でも長期間の保存はできなかったり(お肉だと短ければ2週間)、そもそも冷凍ではなく冷蔵の場合が多かったり(ウニや牡蠣など)するものもあるので、

  • そもそも1人では食べ切れる量ではない
  • 返礼品が届きそうな時期に出張や旅行が入り、しばらく受け取れない
  • 友達を自宅に呼んでみんなで食べようとしたが、皆の都合がつかず1人で食べるしかない(>_<)

等の理由で消費期限内に食べきれないという非常にもったいないことも起こり得ます。以前、私の友人がふるさと納税で大量の牡蠣を得て自宅でパーティーをしようとしたものの運悪く人が集まらず、たまたま予定が空いていた私と友人の2人で一箱分の牡蠣を一晩で食べ切ったことがあります。あれは実に幸せな時間でしたが、私もいなかったらどうするつもりだったのだろう…。

普段は使わないがいつか必要になるもの

普段は使わない上にそれなりに高いので自宅にないものの、いつかは欲しいというものが返礼品として得られることがあります。こういうものは何だかんだで実際にお金を出して買うことは滅多にないので、せっかくの機会なので返礼品として得てしまいましょう。

返礼品の具体例

上記の条件に合う返礼品の具体例として、次のようなものが出ています。

必ず消費できる食品の具体例

  • 少量のお米の定期便…毎月お米が送られる定期便は便利ですが、よくある5kgや10kgだと1人暮らしだと消費しきれません。よく探すと毎月2kg送られる定期便もあるので、1人暮らしの世帯にオススメです。
  • 乾麺…生麺は長持ちしませんが、乾麺だと1〜2ヶ月持つことが多いです。そして麺類であれば1人前だけを気軽に食べることができるので消費しやすいかと。
  • ドリンク類…コーヒー豆や缶ジュースなどは未開封であれば1年近く持つので消費しきれるでしょう。

普段は使わないがいつか必要になるものの具体例

  • 非常持ち出し袋・防災グッズ・非常食…日本は地震や台風などの天災が多く、都心であっても災害でライフラインが一時的に寸断される事態が起こる可能性があります。もし首都直下型地震が起きたりしたら経済や物流が大混乱になるため、自宅にダメージが無くても数日〜1週間以上ライフラインが止まることにもなりかねません。そこで、災害時に必要な防災グッズをふるさと納税で手に入れましょう。なお冷戦時代は、核戦争のときは安全な場所(地下室など)に14日間籠もるための準備をするように推奨されていたようです。
  • 普段は使わない調理器具…フライパンや包丁は普段から使いますが、蒸し器やパン切り包丁は普段は使わないと思います。

ただ………全部が上記のようなものだと面白みがありません。また知らなかった地方への関心を持ったりするためにも、上記の条件を無視して、毎年1つくらいは純粋に欲しいと思ったものを選ぶのが良いでしょう

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