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帝国ホテル東京 宿泊記【本館スーペリアルーム】【リーダーズクラブ(LHW)】

2023-03-05

帝国ホテル東京に、The Leading Hotels of the Worldのリーダーズクラブ(クラブ会員)経由で予約して宿泊しました。

帝国ホテル東京とは

もはや説明の必要もないほど有名なホテルかもしれませんが…1890年に開業した日本で最も歴史あるホテルの1つであり、いわゆる「ホテル御三家」の1つでもあります。

またレストランでのバイキング(ビュッフェ)を日本で初めて行ったホテルとしても有名です。

https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/index.html

帝国ホテル東京の外観

アクセス

最寄り駅は東京メトロの日比谷駅ですが、JR有楽町駅からも歩ける距離にあります。東京駅からはタクシーで5分程度で着きます。

https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/access_map/direction.html

本館スーペリアルームの客室の様子

今回は最も安い本館スーペリアルームに宿泊しました。最も安いといっても32m^2あるので、昔からあるホテルとしては広いほうです。

客室全景
このような棚がある。テレビは角度調整可能。
部屋の奥にあるソファ

テーブルや椅子があり、仕事で使うのに役に立ちます。デスクにコンセントがあるのでパソコン作業にも使えます。なお椅子はリクライニングや高さ調整はできません。

デスク

無料のお水があり、ポットでお湯を沸かすこともできます。なお、2023年2月の時点ではコロナのせいでミニバー(棚の引き出しにあった模様)が撤去されており、ルームサービスとして注文する形になっていました。

ポット等

今回アサインされた部屋からは有楽町方面が見えました。

窓からの眺め

室内照明やカーテンの開閉はタッチパネルから制御できます。またルームサービスのメニューもタッチパネルから閲覧可能です。

タッチパネル

このホテルではターンダウンサービスが行われます。夜に外出して部屋に戻ると、カーテンが閉じられて枕元に布が敷かれていたりしました。

ターンダウン後のベッド

洗面所も昔からあるホテルとしては広いです。なおトイレと洗面台は同じスペースにありますが、トイレとバス・洗面台は別になっています。

洗面所
バス

朝食の様子

今回はリーダーズクラブの特典で朝食が付きました。チェックイン時にもらえる朝食券を持ってオールデイダイニング パークサイドダイナーに行くか、同じくチェックイン時にもらえる朝食注文用の札を夜までにドアノブにぶら下げておく(指定した時間にルームサービスが運ばれてくる)形式です。

なお帝国ホテル東京はパンケーキが有名だそうですが、ルームサービスの朝食では選択肢に無かった気がします(私の見間違いか、または電話で言えば注文できたかもしれない)。

ルームサービスでの朝食

リーダーズクラブで予約した場合の特典

今回はThe Leading Hotels of the Worldのリーダーズクラブ経由で予約しました。この場合は宿泊実績ゼロのクラブ会員であっても、次のような特典が付きます。

リーダーズクラブの共通の特典

リーダーズクラブ経由の予約の場合に、どのホテルでも共通して付く(リーダーズクラブのサイトに載っている)特典は次の通りです。

  • 空き状況次第で客室アップグレード(リーダーズクラブ経由で有償宿泊を1回行えば、年1回、事前のアップグレードのリクエストも可能)
  • 朝食(コンチネンタル・ブレックファスト)を2名分無料
  • 空き状況次第でアーリーチェックイン・レイトチェックアウト
  • リーダーズクラブのポイント付与

https://jp.lhw.com/leaders-club/benefits

今回、レイトチェックアウトは15時まで可能でした。

公式サイトで朝食付きプランと朝食なしプランの価格差を見ると1人あたり5,000円程度追加になるので、2名分無料になるのは大きいでしょう。リーダーズクラブのサイトで「朝食なし」のプランを選択しても朝食が付いてきます。

リーダーズクラブのポイントは、貯めることで無料宿泊に交換できます(中途半端に貯めた状態で料金の減額に使用することはできない)。帝国ホテル東京の場合、10泊程度すれば1泊分の無料宿泊になるようです。ポイントの有効期限は2年間ですが、ポイントを獲得すると有効期限がその分伸びるようなので、数年かけて無料宿泊に必要な分を貯めることもできるでしょう。

なお混んでいたため or 予約が直前過ぎたためか、今回は客室アップグレードはありませんでした。

帝国ホテル東京独自のリーダーズクラブ特典

リーダーズクラブのサイト等には書かれていないのですが、上記の基本的な特典以外にも帝国ホテル東京では次のような扱いがあります。

  • ウェルカムギフト
  • デスクでの座ってのチェックイン

ウェルカムギフトとして、GMからのメッセージと虎屋の羊羹・干菓子のギフトを頂けました1

リーダーズクラブ会員向けのウェルカムギフト

また通常はフロントで立った状態でチェックインを行いますが、リーダーズクラブ会員としてフロントに行くと、フロントの近くにあるデスクに案内されて座ってチェックインできます。疲れているときには嬉しいサービスです。

インペリアルクラブとリーダーズクラブの特典の差

帝国ホテル東京にはインペリアルクラブという会員プログラムもあり、こちらも少額の年会費で多くの特典が付きます。特典をいったん宿泊関係だけ見ると次のとおりです。

特典内容インペリアルクラブリーダーズクラブ
アーリーチェックイン(空き状況次第)
レイトチェックアウト(空き状況次第)
ルームアップグレード(空き状況次第)×
朝食無料×
宿泊料金10%割引×
年会費1,375円(一般カード会員)
11,000円(ゴールドカード会員)
0 円
入会までにかかる期間約1ヶ月即時

インペリアルクラブの場合、宿泊料金が常に10%引き(公式サイトにある「インペリアルクラブ会員限定」のプランを選べる)になり、ホテル価格が全体的に高騰している現在の状況では、10%割引はかなり効果があります。1人宿泊であれば10%引き料金に朝食を付けてもリーダーズクラブの定価(10%割引なし)+無料朝食より安くなるでしょう。ただし閑散期でアップグレードが期待できるのであれば、リーダーズクラブ経由の予約のほうが良さそうです。

リーダーズクラブはインターネットで即時入会が可能ですが、インペリアルクラブは資料請求→資料内にある用紙を郵送→クレジットカード審査・発行の手続きが必要なので、直近の宿泊では利用が難しいです。

宿泊関係だけで見るとリーダーズクラブは優遇されているように見えます。ただ上記以外にも「インペリアルクラブラウンジ利用(宿泊なしでも可)」やレストラン割引などの特典が1,375円という少額の年会費からでも付くインペリアルクラブも魅力的です。何らかの形で帝国ホテルを利用する方なら、インペリアルクラブに入会するのも良いでしょう(実際、私は入会済み)。

帝国ホテル東京の感想

最近は外資系の高級ホテル(新しく客室も広い)ばかりに泊まっており、その中で帝国ホテル東京の客室に入った瞬間の印象ではどうしても古く狭く感じました。ただ、部屋に入って少し時間が経つと、「この広すぎず落ち着いた空間がちょうど良い!」という風に印象が変わりました。

館内は平日の昼間からでも多くの人が出入りしており、またレストランの数も非常に多く(こちらのページの「レストラン」だけで13件、バー・ラウンジも入れると18件)、日本の伝統あるホテルとしての風格を感じました。

2024年からホテルの建て替えが始まります2。今の帝国ホテル東京の姿を見ておきたい方は、今のうちに泊まってみるのはいかがでしょうか。

  1. なお帝国ホテル東京の地下に虎屋のお店もある
  2. ただし2024年から建て替えが始まるのはタワー館であり、本館の建て替えはまだ先。なおタワー館は以前は客室として1泊から宿泊できたものの、今はタワー館の全室が長期滞在用のサービスアパートメントに変わっており、ニュースリリース内の工期スケジュールを見る限り、どうやら通常客室として建て替え前にタワー館に泊まれる機会はもう無いようです。

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