飛行機・鉄道

【国際線】日本の航空会社と外資系航空会社のどちらが良いか?

2020-08-10

国際線の飛行機に乗るときに、日系の会社(JAL/ANA)と外資系のどちらが良いのか考えてみました。

ポイント

  • 海外旅行の経験があれば、外資系航空会社の方が良さそう。ただし本などの暇つぶしを持ち込んだほうが良い。
  • お金が有り余っている人や、会社の経費で乗るのであれば、どちらでも良い。

日本語が使えるかどうか

当たり前の話ですが、日系航空会社(JAL/ANA)はCAさんの大半が日本人です。もちろん日本語を話すことができます。

一方で外資系会社の場合は、その会社の国のCAさん(ブリティッシュエアラインならイギリス、シンガポール航空ならシンガポール等)が多いです。正確にはその国には限らないのですが、日本人は圧倒的に少なくなります。そのため、日本語があまり通じないCAさんも居ると思います。

では、日本語しか話せない人(その状態で海外に行くのもどうかと思うが)は機内でCAさんに何も頼むことはできないのでしょうか?…実際にはCAさんとのコミュニケーションではあまり困らないと思います。

日本発着便のCAさんは外資系でも日本人が1人は入るはず

外資系航空会社であっても、日本発着便であれば日本人(or 日本語がかなり話せる人)が、最低1人はいるはずです。そうでないと、日本人が多い日本発着便で乗客とのコミュニケーションに困りますからね。これは大手航空会社だけではなくLCCも同様で、例えば数年前に乗った香港エクスプレスでも、日本語を話せる人が1人いました。

そのため、CAさんとのコミュニケーションという意味ではあまり困らないと思います。英語がそれなりに話せる人ならなおさら。

機内エンターテイメント(映画)に大きな差

ただし機内エンターテイメントだけは、外資系航空会社だと困ることがあります。

日系航空会社の場合、各席にある機内エンターテイメントの海外の映画は、字幕 or 吹き替えの日本語が付きます。そもそも日本の映画やドラマも種類が多いですし、機内での暇つぶしは難なくできるでしょう。

一方で外資系航空会社の場合、ほとんどの映画で日本語の字幕がない(字幕があっても英語とかフランス語とか中国語とかになる)ケースがあります。英会話ができる人であっても、字幕無しで映画のセリフがすべて分かるという人は少ないと思うので、なかなか難儀です。

そのため、何かしらの暇つぶし(本とか)を念のため持ち込んだほうが良いかと思います。

もし手持ちの暇つぶしが無い場合、アクション映画ならストーリーが分からなくても楽しめることもあります…あとは「Mr.ビーン」シリーズも、そもそものセリフが少ないので楽しめるかと。

料金は外資系のほうが安い傾向にある

すべてのケースで言えるわけではないですし、時期などによっても大きく変わりますが、一般論としては外資系航空会社の方が安い傾向にあります(というかJAL/ANAが高すぎるという気も)。

ちょっとした差なら「日本の会社の方が良い」という人もいると思いますが、数万円〜10万円以上違うことも珍しくないので、自腹で乗るなら外資系航空会社を探してみた方が良いです。

「お金は腐るほど余っているので絶対に日本人のCAさんが良い」というリタイア組や、自腹ではなく会社の経費で出張に行く人であれば、お好みの方をどうぞ。

使っているクレジットカードやマイル

普段からマイルを貯めている人も多いと思います。マイルを使うのは、同じアライアンス内であれば航空会社をまたぐこともできることが多いです(例:ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のマイルでJALの特典航空券を取る)。

ただし、マイルを合算することはできないので、実際にマイルを使うことを考えると、アライアンスだけでなく航空会社も絞る必要があります(例:BAとJALのマイルが10,000マイルずつあったとしても、合算して20,000マイルとすることはできない)。

上記に比べるとあまり知られていない(?)かもしれませんが、マイルを貯めるのも航空会社をまたぐことができます(例:シンガポール航空の便に乗ってANAのマイルを貯める)。そのため、アライアンスを間違えなければ、マイルを貯めるのは日系会社と外資系会社であまり変わりません

ただし、マイルを貯めるだけではなく航空会社の会員ステイタスも狙っている場合、一定程度は他社便ではなく自社便に乗ることを条件としているケースがあります(JALのJMB FLY ONプログラムやANAのプレミアムメンバーサービスは、ステータスアップにはポイントの半分以上をJAL/ANAグループ便で稼ぐ必要があります)。JAL/ANAのステータスを目指している場合はJAL/ANA便を一定程度選ぶ必要があります。もっとも、本当にステータスアップを狙うべきかは別の議論になりますが…。

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