読書

Kerasについて解説した日本語の書籍

2018-01-22

最近流行りの機械学習やディープラーニングでは、TensorFlowなどのライブラリが使われることが多く、TensorFlowについて解説した日本語書籍は書店で多く見つけることが出来ます。しかし、このTensorFlowを使いやすくするためのライブラリであるKerasについての日本語書籍はまだ少ないようです。

Kerasとは

ところで、TensorFlowは確かに機械学習を比較的簡単に実現するのに使えますが、とはいえ設定するべきものや書くべきコードも多少はあるため、気軽にパパッと使えるようになるには熟練が必要です。そこで、TensorFlowを使いやすくした(TensorFlowなどの機械学習用のライブラリをラップして簡潔に使えるようにした)、Kerasというライブラリも最近は使われるようになってきました。

裏側ではTensorFlowやTheanoやCNTKを使っているのですが、Kerasはそれらを呼ぶための高レベルのレイヤーとして働きます。デフォルトではバックエンドにTensorFlowを使いますが、設定ファイルや環境変数を操作することで、他のものに切り替えることも可能です。

Kerasの日本語の書籍はあるか

このように、一見便利なKerasですが、1つ困った点があります。今やメジャーとなったTensorFlowと異なり、2018年1月時点では私が知る限りではKerasについてある程度書かれている日本語書籍は1冊しか無いように思います。

詳解 ディープラーニング ~TensorFlow・Kerasによる時系列データ処理~

この書籍はKerasメインで解説している訳ではないのですが、この書籍で解説しているコードは、TensorFlowのみを使って実装した場合とKerasを使って実装した場合の両方で書かれているので、機械学習の初心者だけではなくTensorFlowの使用経験が有る方にとっても有用かと思います。

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