LinkedInで外資系企業などに転職する方法(その1: リクルータとの接触)

ライフハック

私は30代前半までに2回転職しており、今の会社は3社目です。この2回の転職とも、きっかけは転職エージェントとのLinkedInでのやり取りでした。日本ではまだ珍しいパターンだと思うので、どのような流れで転職のプロセスが進むかを、全4回のシリーズで記します。

LinkedInとは

アメリカ合衆国で作られたビジネスパーソン向けのSNSで、実名+所属組織や職種、過去の経歴を世界中に公開して、同僚や友人などと繋がることができます。Facebookと比べると、職歴や学歴を詳しく記載できる、執筆した出版物などの成果を入力する欄があるなどの違いがあります。当初は英語版のみだったものの、現在は日本語版もあります。

LinkedIn 日本: ログインまたはメンバー登録
675,000,000人の登録メンバー | 世界最大のビジネスSNS、LinkedInに参加して仕事の人脈を築きましょう

正直なところ日本では流行っているは言えませんが、海外ではメジャーなSNSであり、外国人や海外で働いている人、外資系企業で働いている人は登録している傾向にあります。例えば私は今は外資系企業で働いていますが、同僚はだいたいLinkedInに登録しています。

ちょうどFacebookが日本で流行りだす前(2010年頃だったはず)は外国人や海外留学した日本人の中ではよく使われていた印象がありますが、それと同様に日本国内では利用頻度が二極化している印象があります。もっとも、LinkedIn自体はリリースされてからかなり経っており、また日本国内でビジネスパーソン向けSNSを使うという雰囲気にはまだなっていないため、直近で急激に日本国内のユーザ数が伸びることはなさそうですが。

LinkedInと転職の関係

LinkedInの本来の目的は仕事上で関係がある人とのコミュニケーションだと思いますが、冒頭で述べたように転職ツールとしても使えます

実はLinkedInにはリクルータ用のアカウントがあり、リクルータがLinkedIn上で登録者のプロフィールを検索したり、求める条件に合いそうな人にメッセージを送ったりすることができます。ここで言う「リクルータ」は、転職エージェントのほか、各企業の採用担当者も含みます。LinkedInでは職歴などを記載する欄があることは先に述べたとおりですが、この内容がリクルータに公開されているため、リクルータが探している人材の条件にマッチする職歴・スキルを入力していれば、スカウトメッセージが送られてくる可能性があるわけです。

私も登録してからしばらくすると、ポツポツと転職エージェントからメッセージが届くようになりました。また、転職エージェントだけではなく世界的に有名な外資系企業の採用担当者から、直接メッセージが届くこともあります

実は、企業によっては転職エージェント経由での紹介を受け付けていないことがあります。そのような企業のリクルータがLinkedIn経由でプロフィールを見てメッセージを送ってくることがあるのです。

なお、登録してすぐにオファーが大量に届くというものではありません。「1ヶ月で転職先を決めたい!」という用途ではなく、長期的なキャリア形成に使うものとして考えて下さい。

また、基本的に登録情報はネット上に公開されるので、名前で検索するとLinkedInのページがヒットする可能性もあります。LinkedInはあくまでもSNSであり転職だけに特化したツールではないのですが、「転職を検討している」などと絶対に思われたくないという方は利用を避けたほうが良いかもしれません。(と言っても、伝統的な日本のシステム会社で以前働いていた時は、転職する気がない上司(今もその会社に勤めている)も普通に登録していたりしたので、そこまで気にする必要はないかもしれませんが…)

LinkedInを使った転職プロセス(面接の前まで)

面接までは次のようなプロセスになります。

  1. LinkedInに登録し、プロフィールをしっかりと書く
  2. 数日〜数週間待つと、リクルータからメッセージやつながりリクエストが届く。有料オプションでリクルータからの検索で上位に表示されやすくなる機能もあり、たまに無料お試しキャンペーンを行うことがあるため、運良くキャンペーンのオファーが来たら試してみるのも良い
  3. LinkedIn上でメッセージを交わす。リクルータが接触してきた目的は、単に転職の意思がある人を探しているだけ(転職エージェントからの営業)のときもあれば、具体的なポジションの面接のお誘いのときもあり、いくつかのポジションについてスキルセットや好みが合うかを調べるための面談(←面接とは言っていない)のお誘いのときもある。場合によっては履歴書等の提出を求められるときもある
  4. 求める人材像にマッチすることが確認できれば、本格的な面接に進む

3.で履歴書を送る際には、相手が架空のエージェントの可能性もゼロではないため、相手の会社が実在するか、やり取りしていて信頼できそうかを確認してから送るようにしましょう。

プロフィールを日本語で書くか英語で書くか

ところで、プロフィールは日本語で書くか英語で書くか、どちらが良いでしょうか?

普通は、そんな質問をするまでもなく日本語一択だと思います。もちろんそれで問題ないと思いますし、日本語でプロフィールを書いている人も一定数います。

ただ、皆さんはLinkedInでどのような仕事を探しているのでしょうか?

恐らく、外資系企業や海外で働くことが可能なポジション、しかもありふれたポジションではなく魅力的なポジションを、中〜長期的に探しているのではないかと思います。そうでなければ、わざわざLinkedInを使わずに普通の転職サイトや転職エージェント(○クルートエージェントとかマ○ナビ転職とか)を使った方が早いでしょう。

私はLinkedInを起業家の先輩の勧めで学生時代に始めたのですが、当時は英語版のみだったため、その時の流れで現在もすべて英語で職歴等を登録しています。そのためか、外国人の転職エージェントや、外資系企業に強い日本人の転職エージェントからメッセージが来ることが多いです

外資系企業の場合、採用に関する大きな権限を持つ上級職の人が外国人の可能性があります。その場合、外国人の上級職と外国人の転職エージェントが仲が良い可能性が高く、エージェントの力量次第で面接に進む可能性が高くなったり、面白いポジションを紹介してもらえる可能性が高くなると想像できます。もし外資系企業(or 日本に限らず世界で一定の需要がある専門職)を目指すのであれば、英語で情報を登録するのは一つの手かもしれません。なお英語で登録しても日本人の転職エージェントから日系企業のポジションについてのメッセージが日本語で届くことはあったので、英語で書くと日系企業の話が届かないということは無いはずです。

リクルータの選び方や、面接の準備、内定後のプロセスについては、後日別の記事で書こうと思います。

このシリーズの次の記事→その2: 転職エージェントの選び方