軽いASDっぽい私が年収1,000万円に辿り着くまで

ライフハック

私は30代前半のサラリーマンですが、どちらかと言えばコミュ障です。もっと言えば他人に軽いASD(アスペルガー症候群)ではないかと言われたくらいなので、今の日本で必須とされているコミュニケーション能力は他人より劣っています。それと同時に、生きづらさも抱えてきました。

しかしながら、今年になって初めて年収が1,000万円を超えました。これは以前から目標にしていたことであり、上記のようなdisadvantageを抱える人としては頑張れた方だと思います。この「年収1,000万円を超える」という目標を達成するまでには、上記の不利な状況を認めた上での紆余曲折がありました。

そこで、私と同じように生きづらさを感じながらも、経済面その他で密かな野望を抱いている人向けに、私が取ったアプローチを紹介します。

※ここで言うASDについては、他人に指摘されたり、ネット上のチェックツールで中程度のASDと診断されたりしただけであり、本当にASDなのかは不明です。医療の専門家による診断を受けたわけではありません。

年収1,000万円という目標について

ここ数年のサラリーマンの平均年収は400万円台前半(中央値はもっと低い)なので、年収1,000万円は平均の2倍以上ということになります。しかし、実際には

  • 税負担が増えたり、各種の優遇制度(子ども手当など)が縮小 or 対象外になったりするので、自由に使えるお金は思ったほど増えない
  • 無意識のうちに生活レベルを上げてしまい、出費がかさむ

ということが起こるので、実際には経済的自由からは程遠く、ちょっと油断すると家計が火の車になるというケースも意外と多いです。以前、何かの経済誌のWebサイトにも同様のことが書いていた記憶があります。

とはいえ「年収1,000万円」は

  • 豪遊はできないが、比較的良い暮らしができるのは確かである
  • 頑張ればまだ実現可能な範囲なので目指す気になれる(さすがに「年収1億円」となると、あまり現実的ではない)
  • 数字のキリが良い

ということもあり、私は中期的な目標の1つとしてきました。(当初は30歳までに達成するのが目標だったので、多少遅れたことになりますが、達成できたので良しとしましょう)

私が取ったアプローチ

冒頭のdisadvantageを抱えながらも年収を上げていくために私がとったアプローチは次の通りです。

自分の弱点を認めて対応方法を考える

ASD特有の弱点というものがいくつか知られています。一方で、それらに対しての一般的な対応方法も調べれば出てきます。対応策を講じることで、不便さを軽減するようにしました。

  • 曖昧な指示の遂行が苦手→具体的な内容を聞き直す・早い段階でレビューを求める
  • 暗黙のルールの理解が苦手→親しい同僚に確認する
  • マルチタスクが苦手→記憶は外部記録(メモなど)に丸投げする・そもそも割り込みの仕事を全力で断る

なんだか新入社員向けのTipsみたいですが、私のような人は、普通の人ができることを真剣に頑張っても難しいから困っているのです。

躊躇せず環境を変える

一般に高収入が得られる職場は激務でブラックというイメージがありますが、必ずしもそうとも限りません。実際、今の職場が一番楽で、一番収入が高いです。

その時々の自分自身のスキルや、気分・趣味嗜好によって、望ましい職場や仕事内容も年々変化します。また周りの人間関係は、パフォーマンスに大きく影響します。

その時々で人生の投資対効果を最大化するために、必要であれば躊躇せず職場を変えるのも一つの手段です。実際、私は複数回転職しています。

なお、中途採用は景気によってかなり左右されます。景気が悪くなると急激に転職が難しくなりますが、逆に景気が良くなったり時代が変化することで思わぬ会社から面接のオファーが来ることがあります。すぐにオファーが来るとかは期待できないですが、キャリアの棚卸しも兼ねて、私はLinkedInを利用して中長期的に転職活動を行っています。

自分をレアメタル化していく

個人的に一番大きいと思うのはこちらです。

以前読んだ『「学び」を「お金」に変える技術』という本の中に、「自分をレアメタル化していく」という一節がありました。これは、専門分野のスキルを二重三重に重ねることで、自分自身の希少価値が高まるということを意味しています。

例えば、

(1) 「ネイティブ並みに英語でのコミュニケーションができる人」

という人は日本人の中では少ないですが、一定数はいます(帰国子女や長期海外留学組など)。また

(2) 「法律の専門家」

という人も、例えば弁護士は非常に難易度の高い資格ではありますが一定数います(比較的最近の司法試験合格者数は毎年2,000人前後)。しかし(1) & (2)である

(1) & (2) 「ネイティブ並みに英語でのコミュニケーションができる弁護士」

となると人数が限られます。(1) & (2)でも少ないですが、さらに

(3) 「最新の国内外のインターネットビジネスの案件を扱うための知識や経験がある」

という条件を加えて

(1) & (2) & (3) 「ネイティブ並みに英語でのコミュニケーションができて、最新の国内外のインターネットビジネスの案件を扱うための知識や経験がある、弁護士」

となると該当する人は日本全体を見ても僅かなので、その分野ではかなり重宝されます。年収交渉も強気に出ることができるでしょう。

1つの専門分野を究めても、上には上が居るものであり、その分野で誰もが認める圧倒的なトップになるのはほぼ不可能です。しかし、複数の専門的スキルを(トップレベルではないが専門的なスキルがあると言えるレベルまで)同時に高めるのは実現可能です。

具体的な内容は身バレ防止のため明かしませんが、私は複数の専門的スキルを組み合わせて伸ばしたことで、今のポジションに辿り着くことができました。

終わりに

紆余曲折あったものの、頑張り方を工夫することで目標の年収を達成することができました。次の目標を考えないと。

同じような生きづらさを抱える人の参考になれば幸いです。