マリーナ・ベイ・サンズ周辺のナイトスポットとして、屋上のルーフトップバーとショッピングモール内のカジノについて記します。
ルーフトップバー セラヴィ
マリーナ・ベイ・サンズの屋上には有名なインフィニティプールがありますが、それに隣接したバーがあります。インフィニティプールは宿泊者しか入れませんが、バーには宿泊者以外でも入れます。
アクセス
マリーナ・ベイ・サンズのタワー3の1Fに入口あり。料金を支払ってからエレベータで上に上がります。
入場料
1人あたり20 SGDです。ただしこれがバウチャーにもなっており、20 SGD分のバーでの支払いに使えるので、実質的に入場料はかからないと言えます。
中の様子
バーと言っても基本的には屋外です。例のプールに隣接しているだけあって、眺めはとても良いです。シンガポールのオフィス街を一望できます。また湾内では毎晩ショーが行われていますが、上から見ることができます(高さが高い分、小さくしか見えないですが…)。またプールを見ることもできます。
プールのまわりにはソファー席がありますが、こちらは予約するかボトルを入れると使えるという噂(未確認)。
マリーナベイ・サンズ カジノ
シンガポールに2箇所あるシンガポール政府公認のカジノのうちの1つです。
アクセス
ショッピングモールの中にあります。モール内は広いのですが、案内板があちこちにある(しかも日本語入り)ので迷わないでしょう。
入場料
シンガポール国民および永住権保有者は有料ですが、それ以外は無料です。
年齢と国籍の確認のためにパスポートの提示が求められるので、忘れずに持っていきましょう。
手荷物について
手荷物は入口で預けることができます(無料)。手荷物を持って入ることもできますが、中身を検査をされる場合があります(話を聞くとノートパソコンの持ち込みが禁止されているのが理由のようです)。なおスマホの持ち込みは可能ですが、カジノ内では写真やビデオの撮影は厳禁です。とある観光客(私ではない)が写真撮影をしていると、厳しく注意されていました。
館内の様子
実に多くの種類のゲームが並んでいます。水やジュースなどが飲み放題で、大量に並んでいる水のペットボトルを取ったり、巡回ロボットに積んでいるコップを取ったりできます。
なおカジノ内にレストランもあります。よくカジノ内のレストランは安いという話を聞きますが、実際には「安い」と聞いてイメージする値段よりは高いです。カジノの会員になっていると会員限定の安いメニューを注文できるのですが、それ以外の場合は「ホテル内のレストランよりは安いが街のお店よりは高い」という印象です。
バカラについて
数あるゲームの中で、私はバカラにハマってしまい、シンガポール滞在中はカジノに入り浸ってしまいました。バカラはバンカーまたはプレイヤーのどちらが勝つ(ほぼ半々の確率)or引き分ける(だいたい1/10くらいの確率で起きる)かに賭けるもので、一定のルールによって淡々とカードを引いていくので、ブラックジャックのように「途中でカードの目を見て考える」といった判断の余地はなく、実のところゲームが始まった時点で結果は確定しています。しかしながら、次のような理由でハマってしまう人が一定数いるのも事実です。
- 比較的テンポよくゲームが進む割に大金が動きやすい
- カードをめくって数字を見る(プレイヤー/バンカーのそれぞれで最高額を賭けた人にカードをめくる権利がある)ときのドキドキ感がある
- バンカーとプレイヤーの勝率はほぼ半々にも関わらず、僅かな確率しか起きないはずのこと(バンカーが10連勝する、バンカーとプレイヤーが交互に勝つというパターンが10回連続で続く、など)が結構な頻度で起こるように見える
- ポーカーなどと違って参加者同士の対戦ではないため、参加者同士で敵対することが無い。賭けた人全員が勝つということもあるため、参加者同士で一体感が生まれることがある。
実際にバカラで賭けるときは、テーブル横のモニターに表示されている過去の履歴からパターンを読み取って予想するという、オカルトと言ってもよい方法を使います。ただ、上記のようになぜか一定のパターンらしき事象が起こるように見えます。ここは数学的に検証してみたいところ。特に人だかりができているテーブルは何かしらの異常(明確なパターンが続いており参加者の勝ちが積もっている 等)が起きているので、一度見に行く価値があります。逆に閑散としているテーブルもよく見かけますが…。
なお、スロット等とは異なりバカラはミニマムベット(賭ける額の最小値)が高めに設定されており、多くのテーブルではミニマムベットが150 SGD(約12,000円)や200 SGD(約16,000円)になっています。そのため、まともに遊ぶには予算として10万円くらいは欲しいです。実際、バカラを楽しんでいる人は100 SGDチップを大量に持っているものです。ただしミニマムベットが75 SGD(約6,000円)や10 SGD(約800円)のテーブルも少し存在するので、まずは少額で慣れてから金額を上げるのも1つの手です。
なお、カジノで負けてしまうと、負けを取り戻そうとして泥沼にハマり大金を失う…というのがよくある話です。必ずカジノに入る前に次のことを決めておき厳守するようにしましょう。
- カジノで使う予算(カジノで溶かしても良い許容額。損失がこれを超えたら、取り戻すことは考えずにカジノを出る)
- 勝ち逃げする目標金額(上記とは逆に勝ち分がこれを超えたら、負けないうちにカジノを出るという目標)
- カジノ内の滞在時間(長居すると感覚が麻痺して泥沼にハマる可能性がある。1時間以内にするのが無難)
カジノ内のお手洗いの近くにギャンブル依存症を防ぐためのパンフレットがあったので一読しましょう。間違っても、カジノの入り口にあるATMで貯金を切り崩すような真似はしないように!
ちなみにナイトスポットという意味では…グランドハイアットの地下のクラブバーは普通にお酒を飲む場所だけでなく、意外なことにそれ以外の一面を持つと聞いたことがあります。ここでは書きませんが詳しくはググってみてください。