2021年後半にザ・リッツ・カールトン東京にMarriott STARSプランで宿泊してきました。
ザ・リッツ・カールトン東京とは
マリオット・ボンヴォイ加盟のホテルの中では最高級クラスのホテルです。ザ・リッツ・カールトン東京は最高ランクのカテゴリー8となっています。
2018年のSPG・マリオットとの統合までは別のホテルチェーンとして存在しており、他のマリオット系列とは別格のホテルと言えます。
ザ・リッツ・カールトン東京への行き方
最寄り駅は地下鉄六本木駅や東京メトロ千代田線の乃木坂駅です。
なお事前に予約することで、羽田/成田空港や東京駅からBMW 7シリーズのホテル特別仕様車による送迎も行っているようです(追加料金が必要)。
https://www.ritzcarlton.com/jp/hotels/japan/tokyo/hotel-overview/directions
スイートルーム宿泊でもクラブラウンジに入れない場合がある
多くのクラブラウンジ付きのホテルでは、スイートに宿泊するとクラブラウンジにも入れることが多いです。
しかしザ・リッツ・カールトン東京の場合は「クラブラウンジへのアクセス権がないスイート」というのも存在します。クラブラウンジに入りたい場合は、「クラブラウンジへのアクセス」と明確に書いている部屋を選ぶようにして下さい。
マリオット会員の特典は限定的
マリオット・ボンヴォイのプラチナ以上のランクの会員になると、通常はウェルカムギフトとして無料朝食を選べたり、予約した部屋に関係なくラウンジへのアクセスが可能になります。しかし、ザ・リッツ・カールトンのブランドのホテル(東京に限らず全世界)ではプラチナ会員の特典は一部使えないものがあります。
一部のブログ等で、マリオット・ボンヴォイのプラチナ会員ならザ・リッツ・カールトンでも無料朝食が付くという記述を見かけますが、これは誤りです。
プラチナ会員やそれ以上のランクであっても、ザ・リッツ・カールトンでは無料朝食やラウンジアクセスは付きません(←全く特典が無いわけではなく、レイトチェックアウトなど通常通り付く特典もあります。また無料朝食は無い代わりに朝食料金30%オフなどの特典はあるようです)。
しかし、Marriott STARSの場合は2名まで無料朝食が付きます(後述)。クラブラウンジへのアクセスは明示的にクラブレベルの部屋を予約する必要がありますが、無料朝食が付くだけでも大きなメリットです。
Marriott STARSとは
日本ではまだほとんど知られていない裏ワザのような方法ですが、classictravel.comなどの5つ星クラス専門の旅行サイトや旅行代理店経由でのみ予約可能な、特別な宿泊プランです。
料金は通常料金とほぼ同じことが多いのですが、ザ・リッツ・カールトン東京でMarriott STARSのプランを予約すると次の特典が付きます。
- 45Fのレストラン「タワーズ」での2名分の無料朝食1
- 100ドル分のホテルクレジット2
- 無料WiFi
- 空き状況次第でアーリーチェックイン+レイトチェックアウト
- ルームアップグレードの優先権3
- ウェルカムアメニティ4
通常、ホテルの公式サイト以外の旅行サイト(Expediaなど)から予約すると、マリオット・ボンヴォイのポイントや宿泊実績は付きません。しかしclassictravel.comからMarriott STARSのプランを予約した場合はポイントや宿泊実績も加算されます5。マリオット・ボンヴォイの会員ランクに応じたボーナスポイントも加算されます。
アサインされた部屋
当初の予約ではクラブデラックスルームを予約していました。
さすがにスイートへのアップグレードは無かったのですが、ベイエリアが見える方角(ベイエリア方面は通常のデラックスルームではなく「トーキョーデラックスルーム」を指定したときのみアサインされる可能性がある)でなおかつ最上階だったため、クラブデラックスルームの中では良い方の部屋がアサインされたと考えています。
「アップグレードした」とは明示的には言われなかったので、特にアップグレードは無かった可能性もあります(翌日が土曜日でかなり混雑していたのと、アーリーチェックインを希望していたのとで、アップグレード先が無かった可能性もある)。
最上階だとクラブラウンジと同じフロアになるため、クラブラウンジへの入場が楽になります。
部屋
上述の通りお台場方面の最上階の部屋がアサインされました。
なお、少し前まではこの方角の部屋から東京タワーが見えたようですが、新しいビル(アマンレジデンス東京)の建設が東京タワーを塞ぐ形で進んでいるため、今はもう東京タワーは見えません!
しかし都市部やお台場・レインボーブリッジの夜景を見ることができるため、眺望が良いのは変わりません。
デスク横にはコンセントのほか、部屋のテレビを外部ディスプレイとして接続するための端子も付いています。ただしD-Sub端子のみでありHDMI端子は付いていませでした。
デラックスルームだとバスタブからは外の眺望を見ることはできません(他の種類の部屋だと見えるものもある)。また洗面所にあるドライヤーはバイオプログラミング レプロナイザー 4D Plusで、6万円弱する高級品でした。
クラブラウンジ
クラブラウンジでは1泊につき計5回の飲食の時間があります。
まず、クラブレベルの宿泊者はチェックインをクラブラウンジで行うことができます。その際にドリンクを注文可能。
14:30〜16:30はアフタヌーンティーが出てきます。なお金〜日曜日は15時からハープの生演奏があったりします。
17:30〜19:30はディナー前のオードブルが出てきます。
20:00〜22:00(21時半ラストオーダー)はスイーツが出てきます。
翌朝は朝食がラウンジで提供されます。ただ私はレストランで朝食をとったので、今回はラウンジ朝食は利用せず。
11:30〜13:30は軽食が出てきます。軽食と言ってもそれなりの量が出てくるので、食いしん坊でなければこれだけでもランチとして十分でしょう。
コロナ禍のため料理はすべてセットメニューとなっていましたが、量は十分です。またドリンクはアルコールを含め飲み放題です。暴飲暴食には注意が必要です(笑)。
クラブフロア宿泊者であれば、チェックインと同様にチェックアウトもクラブラウンジで行うことができます。
フィットネスクラブとプール
宿泊者はフィットネスセンターとプールを無料で利用可能です。
https://www.ritzcarlton.com/jp/hotels/japan/tokyo/spa
トレーニングウェア(上下)やシューズ、そして水着は有料でレンタル可能です(ゴーグルは貸し出しはなかった)。スイミングキャップは無料で貸し出しがあります。ちなみにトレーニングウェア等のレンタル料金はMarriott STARS特典の100ドル分クレジットを適用可能です。
コロナ禍のためかプールは人数制限があり、所定のWebサイト(部屋に案内あり)から受付して順番待ちをすることになります。時間予約制ではなく先着順です。
食事
クラブラウンジの食事以外に、ルームサービスでの夕食とレストランでの朝食を頼みました。
タワーズでの朝食(STARS特典で2名分まで無料)
Marriott STARSの特典で、45Fのレストランの朝食が2名分まで無料になります。これはマリオットのプラチナ会員でも付かない特典なので、STARSのメリットが大きい部分です。
コロナ禍のため、ビュッフェではなくセットメニューになります。なおメインの品は1つではなく2つ選ぶことができます!
ルームサービスの夕食
Marriott STARSの特典で100ドル分のホテル内クレジットが付いており、ルームサービスでも利用可能です。ラウンジでオードブルを食べた後、クラブサンドイッチを頼んでみました。
ラウンジでの飲食を含めると、1泊2日でかなりの量を食べたことになります(笑)
感想
最高級クラスのホテルとして昔から有名なだけあって、一言で「素晴らしい」ホテルでした。
今回、私はclassictravel.comというサイトからMarriott STARSの宿泊プランで予約したため、多くの特典が付いて快適な滞在を楽しむことができました。日本ではほとんど知られていない方法ですが、とてもオトクな方法なので試してみて下さい!
なおアメックスのプラチナカードに付いてくるファイン・ホテル・アンド・リゾート(FHR)特典でもほぼ同様のプランを予約できます。FHRの場合、16時のレイトチェックアウトが確約になるというメリットもあるので、滞在時間を極力伸ばしたい場合はアメックス・プラチナも検討してみて下さい。