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シンガポール航空のプレミアムエコノミークラス搭乗記(2019年11月 羽田→シンガポール 昼行便)

2019-11-27

シンガポール航空のプレミアムエコノミークラスに乗ってみました。羽田発シンガポール行きで機材は777-300ER。実際に乗って思ったこと、特にエコノミークラスとの違いについて書いていきます。

エコノミークラスと比較したプレミアムエコノミークラスのメリット

プレミアムエコノミークラスは座席数が少ないので、すぐ後ろにエコノミークラスが見えます。少々値段が高くなりますが、エコノミークラスと比べると明らかに良いことが分かりました。

シートは新幹線のグリーン車のイメージに近い

777-300ERの場合、エコノミークラスは3 + 3 + 3列の配置に対して、プレミアムエコノミークラスは2 + 4 + 2列なので1列少ないです。その分、1列あたりが占有する幅が広くなります。例えば、エコノミークラスは隣との肘掛けが棒1本だけですが、プレミアムエコノミークラスは両側の座席に対して存在するので、ざっくり厚さが倍になっています。そのため、肘を置く場所の争いがなくなります。

プレミアムエコノミーのシート(右側は通路)。フットレストがあるのが分かる。また前の座席の左側を見ると、肘掛けの幅が広いことも分かる。

またテーブルは肘掛けから取り出すようになっていたり(エコノミークラスは前の座席の背もたれ)、フットレストがあるなど、まさに東海道新幹線の普通車とグリーン車の違いを彷彿とさせるような差異があります。なおフットレストを降ろさなければ脚をそのまま前の座席の下に入れることができるようになっており、東海道新幹線のグリーン車のように背が高い人でも邪魔になることはありません。とりあえず私は普通に脚を伸ばすことができました。

Book the Cookによる機内食の事前予約が可能

シンガポール航空にはBook the Cookという機内食の事前予約サービスがあり、アレルギーや宗教上の理由による特別食ではなく、普通の食事でも数種類から事前に予約できます。プレミアムエコノミークラスのBook the Cookはビジネスクラス以上とは選択肢が異なりますが、JAL/ANAのように(特別食を除いて)2択だけというよりは明らかに選択肢が多いです。エコノミークラスにはBook the Cookは無いので、プレミアムエコノミークラスの利点です。

なお、Book the Cookで料理を選択している人は、同じプレミアムエコノミークラスでも料理を選択していない人(その場合はその場で2種類くらいから選ぶようでした)よりも少し早く料理が来ました。周りを見た感じだと、料理をその場で選んでいる人が多かった印象なので、Book the Cookがあまり知られていないのかと思います。

ビジネスクラスへのアップグレードに必要なマイル数が少なくて済む

これは公式サイトには明示的には書かれていません。ただ、いくつか試した限りでは、「エコノミークラス→ビジネスクラスへ」のアップグレードに必要なマイル数よりも「プレミアムエコノミークラス→ビジネスクラス」へのアップグレードに必要なマイル数の方が少ないです。

「ビジネスクラスにアップグレードしたいけどエコノミーからアップグレードするにはマイルが少し足りない」という場合に、少し追加料金を払ってプレミアムエコノミークラスにしてからアップグレードするという使い方ができます。必要なマイル数の差は結構大きいので、マイルが中途半端に貯まっている人にとっては意外と役に立つことがあるのではないか思っています。

機内への搭乗順序が早い

公式サイトによると、機内への搭乗順序は次の通りです。

  1. 特別な手伝いが必要な人や乳幼児を連れている人
  2. スイートおよびファーストクラス
  3. ビジネスクラスとPPSクラブ会員(クリスフライヤーとは別の会員制度)
  4. プレミアムエコノミークラス、クリスフライヤー・エリートゴールド会員およびスターアライアンス・ゴールド会員
  5. エコノミークラスのお客様

このように、エコノミークラスよりは早く搭乗できます(ANAと同じ)。

もっとも、早く搭乗したところで(PPSクラブ会員を除いて)全員が同時に同じ区画に搭乗するので、棚の上のスペースの争いで有利になる訳でもなく、実際にはあまり意味がないのではないかと思います。

預け入れ手荷物が出てくるのが早い

プレミアムエコノミークラスの場合、預け入れ手荷物にPriorityタグが付きます。しかも(今回はたまたまかもしれませんが)なぜかビジネスクラスのタグが付いていました。ビジネスクラスより上のクラスの座席数が少ないことを考えると、かなり早い段階で荷物を受け取れる可能性があります。

機内食の時間と回数

今回乗ったSQ631便は羽田空港を8:50に出て、シンガポールには午後に着きます。機内食は昼食時の1回のみで、朝食は出ません。搭乗前に朝食は済ませておきましょう。

終わりに:シンガポール航空のプレエコは快適

上記のように、プレミアムエコノミークラスにはエコノミークラスには無いメリットが多く存在します。確かにエコノミークラスと比較すると多少の追加料金はかかりますが、まだ出せる範囲かと。その上で、シンガポールが日本からだとそれなりに遠いことを考えると、プレミアムエコノミークラスは検討する余地があるのではないかと思います。

なおシンガポール航空ではアメックスの「インターナショナル・エアライン・プログラム」がプレミアムエコノミークラスからでも有効になっており(少なくとも今は)、公式サイトよりも安くチケットを予約できる場合があるので、プラチナ・カード以上の方は公式サイトだけでなくアメックスのトラベルオンラインからも値段を調べたほうが良いです。

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