つげ義春氏の舞台探訪 – 湯宿温泉 大滝屋旅館に行ってきた【ゲンセンカン主人】

ホテル

ふとしたことから、群馬県の湯宿温泉というところに行ってきました。

湯宿温泉への行き方

東京から在来線列車数本を乗り継いで後閑駅に行き、そこからバスに30分ほど乗り「湯宿温泉上」で下車。

この湯宿温泉は宿が数件のみ(+共同浴所が4件)のマイナーな温泉地です。通常はよほどの温泉好きか大峰山あたりへの登山者くらいしか行くことがないのですが、もう1パターンとして…漫画家つげ義春氏のファンの人が訪れることがあります。以前の記事に書いた通り私はつげ氏の作品のファンなのですが、湯宿温泉は代表作『ゲンセンカン主人』のモデルとされています。

湯宿温泉周辺の変則的なバス停に注意

今回下車した「湯宿温泉上」というバス停の他に、「湯宿温泉下」「湯宿温泉」というバス停もあります。

「湯宿温泉下」「湯宿温泉」は隣り合っているものの、湯宿温泉の次のバス停は「湯宿温泉上」ではなく「たくみの里」で、そこに行くために三国街道を外れていきなり山の中に入っていきます。路線図を理解していないと「湯宿温泉上に行かずに全然違う道に行ってしまった!降り損ねたか!?」と驚くかもしれません。

これは湯宿温泉バス停を分岐として三国街道から外れている「たくみの里」に立ち寄るルートになっているためで、「たくみの里」に停まった後は再度「湯宿温泉」に戻り、その次に「湯宿温泉上」に行くのでご安心を。もし不安であれば、「湯宿温泉下」や「湯宿温泉」で降車しても「湯宿温泉上」へは徒歩5分程度で行くことができます。

大滝屋旅館と共同浴場

今回は大滝屋旅館に宿泊。

大滝屋旅館 | 大滝屋旅館
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『ゲンセンカン主人』ではかなり古い建物のイメージでしたが、2〜3年前にリニューアルしたためキレイな旅館になっていました。

https://yujuku-onsen.com/gensen/
今日事務室の書類整理をしていたら、新聞がありました。平成27年10月31日の上毛新聞。すっかり忘れていましたが、置いた記...

とりあえず旅館のお風呂で体を洗った後、共同浴場の中では大きい方である窪湯へ。洗い場は実質的に無いものの、湯船は数人が入れそうな大きさでした。私が入ったときは偶然にも地元の方が入浴中。ネット上の情報では湯宿温泉の源泉は相当熱いとなっていたものの、思ったほど熱くはないなと思って地元の方に話を聞くと、ホースで水を流し込んでいたようでした(実際、何もしないと非常に熱いらしいです)。その方が浴槽から上がる際にホースを片付けていたのですが、壁にホースを掛ける場所が作られていたくらいなので、水で温度調整するのがデフォルトなのでしょう。

湯宿温泉上 バス停側から見た湯宿温泉入口
大滝屋旅館の近く
このような石畳がある
窪湯の外観。中はともかく、外は新しい。
別の共同浴場(窪湯ではない)
夜の石畳。これで風が吹き荒れていれば『ゲンセンカン主人』に近くなるだろうか

季節が夏で、湯宿温泉自体が少しずつしかし確実に新しくなっているため、作品に出てくる当時の面影は消えつつあります。しかし歓楽街がなく(食事や飲酒ができるお店は近くにあるが、深夜まで飲むようなところではない)、携帯の電波も届きにくく(私が泊まった部屋ではWiMAXルータに付いているau 4G LTEは圏外。なお旅館に宿泊客用のWiFiは別途飛んでいた模様)じっとする他ない温泉街は、ある意味で普段生活している世界から切り離された場所のようでもあり、再度ふらっと行ってみたくなる魅力は確かにありました。

※『長八の宿』のモデルになった宿にも行ってきました。

JR後閑駅前のバス転車台

JR後閑駅前でバスに乗ったのですが、バスを待っていると何やら怪しいターンテーブルがありました。そもそも今は稼働しているのかどうか…。よく見ると、奥の方で紐が上からぶら下がっています。

バスがやってきてお客を下ろすと、そのまま転車台に。運転手が紐を引く(バスが前進して転車台に乗ると、ちょうど運転手席の窓のあたりに紐がくるので、運転手は自席で座りながら紐を引くことができる。うまいこと考えて作ったものだ)と、ターンテーブルが半回転しました。

駅前には多少のスペースはあるので、わざわざこんな大掛かりな装置を作らなくても、切り返しすれば方向転換できそうなものでしたが…。以前はもっと狭くて回転できなかったとかでしょうか?