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バルバーニの電動昇降デスクWORKSTUDIO レビュー【VALVANNE】

いつもの旅行の話とは趣向を変えて、電動昇降デスクを買った時の話を書きます。色々悩んだ挙句、実際に私が買ったのは、FlexiSpotでもコクヨでもなく…インターネット上ではほとんど情報が出てこないバルバーニ(VALVANNE)のものです。

バルバーニの電動昇降デスクWORKSTUDIOとは

家具には全く詳しくないので、バルバーニというメーカーは初めて聞きました。社名はイタリア語から来ているらしいのですが、純然たる日本のメーカーで、会社や工場は静岡県にあります。今の名前になったのは2017年と比較的最近なのですが、前身は1971年の日本ビクター社(オーディオ機器のメーカー)のインテリア事業部だそうです。

https://www.valvanne.co.jp/

今回買った電動昇降デスクのWORKSTUDIOバージョンは、新宿にある大塚家具にて展示されていました。バルバーニは以前から(電動昇降しない)机のシリーズとしてHOLISとWORKSTUDIOを展開しており、このうちWORKSTUDIOに電動昇降機能を持たせたものが、私が購入したものです。

電動昇降デスクWORKSTUDIOの、個人的に気に入った点

今回、この製品を選んだ理由を記していきます。色々書いていますが、一番は天板の手触りと色にグッと来たというものです。

滑らかな手触り

WORKSTUDIOの机は、表面が「ソフトペンタッチ塗装」という仕上がりになっています。実物を触ってみると分かるのですが、しっとり&やわらかい感覚は他のデスクでは得られません。

https://www.valvanne.co.jp/product/workstudio/

この塗装は、デスクに紙を置いてペンで文字を書いた時に、特に違いを実感できます。一般的なデスクだと表面はメラミン樹脂化粧板となっており、普通に文字を書く分にはそこまで引っ掛かりは感じないと思いますが、小さく字を書く時などに、机の表面の僅かなザラザラ感が文字を書きにくくすることがあります。一方、「ソフトペンタッチ塗装」のWORKSTUDIOでは、ペン先の引っ掛かりがほとんどなく、スラスラと文字を書くことができます。

珍しくベージュ系の色を展開している

こちらのブログにも言及がありますが、柔らかいホワイト系の電動昇降デスクはなかなか見かけません。そんななか、WORKSTUDIOはホワイトナチュラル色を展開しています。

私の部屋は白系をベースに揃えているのですが、完全な白色だと長時間の作業だと目に眩しく感じるので、ベージュっぽい色を探していました。これは私の求める条件に合致します。

ボタン1つで昇降可能で、メモリー3つ付き

デスクの昇降は電動で行いますが、ボタンの位置が分かりやすいものでした(他メーカーだと、ボタンの位置が少々ややこしい場合がある)。

高さのメモリ機能は2つは最低限必要です(座っている時と、立っている時の高さ)。さらに、机に突っ伏して寝る時のためにもう1つあると便利です笑。WORKSTUDIOではメモリーは3つ付いていました。

現地組立サービスが付いている

調べるまで知らなかったのですが、電動昇降デスクは非常に重たいです。私は腰痛持ちのため、重いデスクの組み立て腰を痛めるのは避けたかったです。後述のFlexiSpotは、私が買った当時は自分で組み立てる前提になっていた(今は現地組立オプションがある模様)ので、現地組み立てサービスが付いているのは、個人的には大きなメリットでした。

求めているサイズのものがあった

部屋のレイアウトの関係で、120cm * 70cmの大きさの天板を探していました。FlexiSpot標準の天板ではこのサイズはなかったのですが、WORKSTUDIOにはありました。

電動昇降デスクWORKSTUDIOの懸念していた点

他社の製品と比べていくつか懸念していた点がありました。ただ、実際に使ってみて杞憂だったことが分かりました。

耐荷重が小さい?

WORKSTUDIOの天板の耐荷重は、カタログ上では40kgになっています。これはコクヨのSTANDSIT-Wの60kgや、FlexiSpotの100kg以上よりも小さく感じます。

ただ、証券会社のトレーダーのようにモニターを8個くらい並べたり、机の上に乗って高いところにあるものを取ったりするのでなければ、耐荷重40kgでも実用上は問題ありません

私は机の上にノートパソコン+外付けモニター(ディスプレイアーム不使用)+重めの本を置いていたりしますが、その状態でも安定して昇降できています。

音や昇降スピードはどうか?

なかなか客観的に書くのが難しいのですが、自宅で個人で使っている限りでは音は大きくはないです(こんなものかと思える程度)。また昇降スピードも目視では1秒あたり3cm〜4cm程度なので、他社製品と比べても遜色ありません。

インターネット上の情報が少ない?

何故だか分かりませんが、バルバーニのデスクの口コミはほとんど見かけません。上で言及したブログ(←ただし電動昇降ではない方のWORKSTUDIO)や、オンラインストアの口コミくらいしか出てきません。そのため、口コミをみて買うのに慣れた人にとっては不安になるかと思います。

ビクター時代から考えると、WORKSTUDIO自体は歴史のある製品のようです。また、大塚家具のような家具店を中心に販売しているためか、ネットに口コミを積極的に書き込む人の世代とは若干離れているのかもしれません。ただ、私は買ってみて満足しているため、少ない情報の1つとしてこのページを公開しています。

値段が高い?

残念ながらこれは事実です。個人向けの電動昇降デスクが10万円以内の製品が多い中、こちらは10数万円するので、高い方だとは思います。ただ、その気になれば差額は回収できる金額かと。

他の製品との比較

それなりに高い買い物のため、いくつかの製品について実機を見てきました。

FlexiSpotの電動昇降デスク

どういうわけかネット上ではYouTuberやブロガーが絶賛しているのがFlexiSpotの製品です。

某家電販売店にある実機を触ってみた感じでは、決して悪くはないとは思いますが、個人的に天板にあまり魅力を感じませんでした(というかWORKSTUDIOの印象が強すぎる?)。あと、耐荷重が非常に大きいように見えますが、FlexiSpotの耐荷重は天板を除いた重さのため、実際の耐荷重は天板の重さの分だけ小さくなります。

また、お店のメンテの問題だと思いますが、多数の人が触る場所にあるからか、一部の展示品がぐらついていたり、天板にダメージがあるように見えました(←今思えば模様の問題かもしれないが)。いずれにせよ、(ミドルレンジの価格帯としては)無難だとは思うものの、強いてこれを買おうという気にはなりませんでした。

FlexiSpotを絶賛しているブログは、たいていの場合はアフィリエイトリンク(A8のもの)が入っています。別に積極的に宣伝するのが悪いとは思いませんが、アフィリエイトによる宣伝が多い製品は一部のアフィリエイターが過剰に宣伝しているケースもあり、どうも個人的にはあまり信頼できないケースがあるなと思っています(クレカ業界などで見てきた経験では)。

コクヨのSEQUENCEやSTANDSIT-W

品川に、コクヨの製品を試すことができる場所があるので行ってきました。

https://workstyle.kokuyo.co.jp/shop/pages/s010-showroom2.aspx

実際にSEQUENCEやSTANDSIT-Wを試してみたのですが、天板は個人的にはFlexiSpotより好みに近いものでした。ただ、製品によっては昇降ボタンの使い勝手がイメージと異なっていたので、ここでも強いて買おうとは思いませんでした。

COFO Desk

これもFlexiSpotと同じく、ミドルレンジの価格で、物は決して悪くはないと思います。

ただ、天板裏に各種アクセサリー取り付け用の磁石が貼られています。機械式腕時計をよく使う私としては、磁石の影響が気になってしまうので除外。

バルバーニのHOLIS

WORKSTUDIOと同じメーカーの、HOLISと比較してみました。同じメーカーだけあって、特徴は似ています。

ただ個人的には、HOLISの天板のデザイン(色)に好みのものがなかったため除外。

オプションの要否

オプションとして、配線用孔加工とケーブルトレーをつけることができます。

私は両方つけました。ケーブルトレーにACアダプターを置くことも可能です。配線用孔加工は、電動昇降デスクは壁から多少離して設置する(壁にピッタリ付けていたら、昇降時に壁と擦れるため)ことを考えると、無くても問題ないです。ただ、事情により壁ギリギリに設置する場合や、ケーブルの本数が多く太さも太いのであれば、配線用孔加工を付けても良いでしょう。

どのように買うのが良いか?

オンラインで買う場合と店舗で買う場合が考えられますが、私は結局オンラインで買いました。

アメックス利用者の場合:オンラインストアが良い

バルバーニのオンラインストアでは、クレジットカードやペイペイなど様々な手段で支払いが可能ですが、AmazonPayで支払うこともできます。

アメックスのクレジットカードでは、ショッピング時に得られるポイントは支払い金額の1%です。しかし、Amazonギフトカードを事前に買った上で、AmazonPayでの支払い時にAmazonギフトカードの残高を使うように支払えば、メンバーシップリワード+登録者であれば3%のポイントを得られます。

家電の購入を検討している場合:大塚家具の一部店舗

大塚家具の一部(新宿など)は、同じビル内にヤマダ電機が入っています。その場合、大塚家具で一定額以上の家具を買うと、同ビル内のヤマダ電機での商品が割引になります。一緒に家電も買いたい場合には嬉しいでしょう。

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