結論から言うと片道での航空券の発券はできます。ただし旨味が少ないです。
片道での航空券を発券する意味
そもそも片道だけの航空券を発券することは基本的にないと思います。ただ、次のような場合はありえるかと思います。
片道だけ特典航空券で先に発券した場合
貯まったマイルで特典航空券を発券する場合、往復分を発券するにはマイルが足りないときには、片道だけマイルで発券し、もう片道は有償航空券を取るということができます。
残念ながらアメックスのコンシェルジュではマイルでの特典航空券の発券は受け付けてもらえないため、公式サイトや航空会社のコールセンターで片道分を発券する必要があります。
片道分は飛行機以外の手段を使う場合
日本から海外に出るには飛行機を使うのが大半だと思いますが、それ以外の手段も無いわけではありません。有名な例では韓国の釜山までフェリーが出ています。行きは飛行機で釜山まで飛び、帰りはフェリーで帰ってくるという場合は、飛行機は片道だけになります。
片道分の出発地が未定の場合
ノープランすぎる旅行の場合、例えば「30日間でヒッチハイク等でアジアを行けるところまで行き、30日経ったら最寄りの空港から帰る」という行き当たりばったりな旅をするケースが考えられます。
片道の航空券を発券した場合のアメックスでのサービス
航空券の発券
もちろんできます。ただし帰国便のデータがない等の理由で、チェックインカウンターで旅程表の提示を求められることがあります。片道だけマイル発券した場合に、システム上見えないことがあるようです。念の為、旅程表や往復分のeチケットを印刷しておきましょう。
エアポート送迎サービス
残念ながら、片道の発券の場合は利用できません。
片道航空券の費用
(長距離移動する場合に適用される往復割引を無視すると)電車は片道だけだと単純に半額になります。またマイルで特典航空券を発券する場合も、消費するマイルは往復分の半分になることが多いです。
しかし少し調べてみた印象では、有償航空券の場合は片道でも往復でも大して値段が変わりません。むしろ往復分のほうが安くなっていることもあるようです。ネット上の情報を色々見た印象では、往復分の方が割引が効いていることが多いためのようです。その場合は往復分を買って片道分を破棄するという手が取れるようにも見えますが、規約違反らしくチケットが無効になったりするようなので止めておいた方が良いです。
なるべく往復で購入するべき
上記のように、片道だけで航空券を発券すると旨味が少ないです。
行きと帰りのうち一方だけマイルを使うという場合は、片道だけ特典航空券に交換するのではなく、普通に往復で航空券を買って、マイルで片道分だけアップグレードする形のほうが無難かと思います(往復エコノミーで買って、帰りだけビジネスクラスにアップグレードする等)。
ただしアップグレード幅が大きい場合(往復エコノミーで買って、帰りだけファーストクラスにアップグレードする等)は航空会社によって対応できない場合があります。その際は、電話で航空会社に問い合わせてみるか、面倒ですが片道ずつ発券しましょう。