2020年6月末まで、キャッシュレス・消費者還元事業が実施されており、クレジットカードなど現金以外で支払いを行うと最大で5%還元されます。これをきっかけにキャッシュレス派になった方も多いと思います。
ところで、実施期間の9ヶ月間で、いくら還元されたか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?そこで、アメックスとエポスカードでの決済について、還元された金額の出し方を記します。
還元方法には実は4種類ある
ひとくちに「還元」といっても、どのように還元するのでしょうか?キャッシュレス・消費者還元事業のサイトを見ると、実は4種類あることが分かります。
https://cashless.go.jp/consumer/
- 後日、まとめてポイント付与
- 後日、ポイント相当額を請求額から相殺
- 後日、ポイント額を振り込み
- 購入時にその場で即時還元
このうちクレジットカードが関係するのは1, 2, 4と書かれています。4.については正確な算出が不可能(後述)なのですが、1.や2.についてはアメックスやエポスカードの場合は算出できます。
コンビニでの還元は後からの算出不可?
さて、上記の4.はコンビニなどで適用される還元方法であり、例えばローソンやファミリーマートでは2%がその場で還元されます。この場合、(私が知る限りでは)コンビニのレシートを残していない限り、後で還元額を知ることはできません。コンビニでの利用は一律2%還元があったものとみなすことで還元額に近い数字を出すことはできますが、
- 切手やQuoカードなど、一部の商品は対象外
- 一部の店舗では対象外
となっているので、正確な数値を出すことはできません。
アメックスの場合の調べ方
上記4.のコンビニ等での支払いを除くと、アメックスの場合は還元額が明細に載ってくるので分かります。
アメックスのマイページを開き、利用明細を見ると、「5%キャッシュレス還元」または「2%キャッシュレス還元」と書かれたマイナス金額の明細を見つけることができるかと思います。これを足していくことで、還元された金額がわかります。
なお、アメックスをメインのカードとして使っている場合は明細数が膨大なため、目で見て計算するのは困難です。以前、アメックスの年間利用額の出し方について記しましたが、同様の方法でExcelファイルとして出力することで、還元額をExcel上で計算できるので、参考にしてください。
エポスカードの場合の調べ方
エポスカードの場合は、アメックスとは異なりマイナス金額の明細が増えるわけではありません。代わりに、エポスカードのポイントが増えることで実質的に還元されます。
https://www.eposcard.co.jp/cashless/index.html
エポスカードのマイページに進み、利用明細を開くと、備考に消費者還元ポイントという記載があります。ここに書かれているポイント数だけ後日加算されます(カード会社への請求が遅れていない場合、概ね、決済した月の翌月3日に加算されているようです)。別の方法としてはポイントの加算履歴を見るという手もあります。

エポスカードのポイントは色々な使い道がありますが、マルイの店舗や通販で1ポイント=1円として値引きに使えるので、実質的に還元されていることになります。