北海道に行った際に、JAL国内線ファーストクラスを利用してみました1。
JAL国内線ファーストクラスの羽田空港でのサービス
専用の保安検査場を利用可能
国内線ファーストクラス専用の保安検査場を利用可能です2。
土曜日の17時ころに着いたときには、通常の保安検査場には行列ができていたものの、こちらの保安検査場は待ち時間ゼロでした。混雑している時間帯だとメリットは大きいでしょう。
羽田空港 国内線ダイヤモンド・プレミア ラウンジを利用可能
国内線サクララウンジよりも豪華なラウンジを利用できます。
https://www.jal.co.jp/jp/ja/dom/service/lounge/hnd/diamond.html
空間にゆとりがある
サクララウンジも十分広いですが、こちらは利用可能な人数がさらに少ない(平JGCだと入れない)ため、さらにゆとりがあります。
食事も可能・お酒も飲める
メゾンカイザーのパンやおにぎりなどの軽食が提供されます。
通常の国内線サクララウンジではおつまみ程度しか提供されず、お腹を満たすことはできないので、これは大きな特典です。
残念ながら国際線サクララウンジのようなカレーライスは無いのですが、国際線サクララウンジのカレーをベースにした焼きカレーパンは提供されていました。
またドリンクも、コーヒー類・ソフトドリンクはもちろんのこと、4種類のビール+ウイスキーが提供されているほか、スープ(味噌汁・クリームチャウダー)も提供されています。個人的には、酒を飲んだ後の味噌汁が胃腸に染み渡ります(笑)
食事の提供時間
パンやおにぎりは「無くなり次第提供終了」と書かれていますが、17時ころに行った際には無くなったら補充されていました。
昼食・夕食時間真っ只中だと提供が追いつかなかったり、深夜だと本当に提供終了になってしまう可能性はありますが、朝や昼に行かないと食べられないというわけではないようです。なお「JAL特製焼きカレーパン」だけは昼からの提供になるため朝は食べられません。
無料で使えるマッサージチェアがある
目立たないのですが奥の方にマッサージチェア(Lupinus Light SPモデル)が3台ありました。利用可能な人数が少ないためかマッサージチェアも空いていました。
優先搭乗はグループ1
車椅子利用者などの事前改札サービス対象者よりは後ですが、それ以外の中では最優先で搭乗可能です(JMBダイヤモンド・JGCプレミアと同じ順位)。
JAL国内線ファーストクラスの機内サービス
広々としたシート
A350に乗ったのですが、リクライニング付きのかなり広いシートでした。
https://www.jal.co.jp/jp/ja/dom/service/f/seat/a350.html
国際線のようにフルフラットになるまで倒すことはできないですが、背もたれを倒しても後ろの席には影響がない構造になっているので、後ろの席への気遣いは不要です。
離着陸時はリクライニングやレッグレストを戻す必要がありますが、「離着陸ポジションボタン」を押し続けることで、自動的に適切な位置に戻るので便利です。どうやら、リクライニングを最も立てた位置は離着陸時のポジションとは異なる(最も立てた後に少し倒すのが正しい位置の模様)のですが、「離着陸ポジションボタン」を押し続ければ正しい位置に動きます。
頭上の荷物入れを1人で1ボックス使用可能(D・G列のみ)
他の機材では分かりませんが、A350の場合はD・G列では1人で1ボックスを使うことができます。
A・C・H・K列だと、クラスJと同様に2人で1ボックスを使うことになるため、「どうしても窓側に行きたい」とかでなければD・G列の方が良い気がします。
機内食が出る・お酒も出る
国内線では機内食は出ないのが基本ですが、JAL国内線ファーストクラスでは機内食が出てきます。ドリンクはソフトドリンクだけでなくワイン等のアルコールも提供されます。
さすがに国際線とはクオリティが異なり、個人的な印象では国際線ビジネスクラスと国際線エコノミークラスの間くらいの印象(と言っても十分すぎるほど美味しい)ですが、そもそも国内線で機内食が提供されることが珍しいので大きなメリットです。
ダイヤモンド・プレミアラウンジの軽食と合わせれば、食いしん坊の人でもお腹がいっぱいになるでしょう。なお、それでも足りない人は、CAさんに言えばカップ麺ももらえるようです。