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特急おおぞら 乗車記(札幌→帯広)

2022-05-07

札幌から帯広まで、特急おおぞらに乗って移動しました。

特急おおぞら とは

JR北海道の在来線特急で、札幌〜釧路間で運行しています。車両はキハ261系であり、首都圏近郊ではなかなか見ることができない気動車(電気ではなくディーゼルエンジンで動く)です。

札幌と帯広・釧路などの都市間を結んでいるほか、星野リゾート トマムへのアクセスにも使われており、トマム駅で降りる旅行客が一定数います。

特急おおぞらの座席は山側がおすすめ

今回の私のように札幌〜帯広間の利用の場合は、山側の座席(釧路方面に向かって見たときに左側)をおすすめします。

https://www.jrhokkaido.co.jp/train/tr007_01.html

というのも、海側の座席は南側にあたるため、区間中の多くの場面で直射日光に晒されますます。通路側ならまだしも、窓側で座るのは日光が辛いためブラインドを閉めることになり、景色を楽しむことができません。また、少なくとも札幌〜帯広間では海は見えないため、あえて山側でない方の座席に座る意味がありません。

1号車や2号車で言うとC・D列なのですが、どうやら途中でABCDの並びが逆になるようであり、さらに連休などでは増結することもあるため、「○号車なら○列」と言い切ることは難しいです。「釧路方面に向かって見たときに左側」と覚えておけばよいでしょう。道中ではこのような景色を楽しむことができます。

なお釧路に近づくと右手に海が見えてきます。釧路近くでのみ利用する場合や、曇天時や夕方など直射日光の影響を受けにくい場合は、海側(釧路方向に向かって右側)の席を選ぶのもありです。

座席指定券はみどりの窓口や指定席券売機を使えば購入できますが、JRの駅に行くのが面倒な場合は「えきねっと」でも購入できます。えきねっとで購入した場合、QRコードが付いたメールが登録したメールアドレス宛に届きます。JR北海道の駅の指定席券売機でQRコードを(スマホの画面から)読み込ませることで切符を発券できます。

指定席またはグリーン車がおすすめ

普通の新幹線や在来線特急では、自由席か指定席かは席を指定できるかの違いだけであり、車両や座席に違いはありません。

しかし特急おおぞらの場合は、自由席と指定席で座席自体が異なる場合があるようです!

他のサイトに記載があるのですが、指定席車両の座席はグレードアップされており、枕が付いていたりテーブルが大型になっていたりするようです。一方、自由席でも一部の車両の座席はグレードアップされているものの、グレードアップされていない旧式の座席になっている場合もあるようです。そのため、短距離しか使わない場合を除いて、基本的に指定席をおすすめします。

さらに、札幌〜釧路など長距離の場合は定刻通りでも4時間近く乗車することもあります。しかも、特急おおぞらが走行する区間は野生動物の生息域を通過したり単線区間が多かったりするため、動物の飛び出しや他の列車の遅れの影響で遅れることも珍しくありません(実際、私が乗車したときは30分近く遅れが発生した)。そのため、長距離の場合は少々高くてもグリーン車を検討しても良いでしょう。実際、グリーン車も意外と埋まります。

札幌駅での食事・駅弁

札幌駅には駅弁の売店が改札内にいくつかあります。

残念ながら特急おおぞらには車内販売はないため、食事時間帯に乗車する場合は、改札があるフロアにて駅弁や飲み物を買っておきましょう。なおホームのフロアに立ち食いそばのお店もあります。

改札内の売店で買った駅弁
「海鮮えぞ風味」の中身

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