飛行機・鉄道

飛行機の座席は本当に「1A」が最良なのか?

2022-07-03

飛行機の中で数ある座席の中で「1A」(飛行機の最も最前列の左端)は別格という意見があります。本当にそうなのかを考えてみました。

「1A」座席のメリット

飛行機の座席のうち「1A」が最も良いという話がいくつかのブログに載っています。

いくつかのブログを調べたところ、次のようなメリットがあるようです。

  • 様々な理由で予約が難しい(航空会社の上級会員しか予約できない、VIP1向けに席を抑えられているらしい etc)ので、逆に予約できた場合に特別感がある
  • 熟練のCAさんによるサービスが行われれる
  • 機内食が最も早く届く
  • 最前列なので早く降機できる

私自身は熟練すぎるおもてなしは逆に気を遣ってしまうので、あまり求めていないのですが、確かに魅力的には見えるので一度乗ってみたいところです。

「1A」座席のデメリット

国内線や国際線の一部機材だと、1Aがある前方の方の座席は2-2-2配列になっていることがあります。この場合、シートマップを眺めていたときの気付きや私自身の経験から、「1A」の座席にもデメリットがあることに気づきました。

なお1-2-1配列になっている機材であれば以下のデメリットは発生しません。

通路に出るときに他の人の席の前を通る必要がある

1Aは窓側座席です。そのため、お手洗いのために通路に出る場合は、隣の人の席を横切る必要があります。

なお、ボーイング787-9のJAL SKY SUITEなどはスタッガード配列になっており、横切ると言っても自席専用の通路を使うことになるため問題にはなりません。

頭上の荷物入れを隣の人と共有する必要がある

頭上にある荷物入れは、通路を挟んで左右にあります。下図の赤線が頭上の荷物入れのイメージですが、下図だと1Aと1Cの人は同じ荷物入れを使うことになります。1Cの人が大きな荷物やら手荷物やらコートやらを入れている場合、1Aの人の荷物入れのスペースが少なくなってしまいます。

特に荷物入れの前後の端あたりは備品入れになっていたりすることがあり、荷物入れの幅が小さくなっている場合は荷物入れがキャパオーバーになることもありえます。実際、以前私が1Dに座ったときに、1Aか1Cの人が荷物を入れきれなかったらしく私の荷物入れにも少し荷物を入れざるを得ない状況になっていました。

一方、1Dや1Gの人は、頭上の荷物入れを自分だけで独占できます。運悪く他の席の人の荷物が入り切らなかった場合にスペースを少し取られる可能性はありますが、そのようなことは多くはないはずなので、思い切り荷物を詰めることができるでしょう。

デメリットを避けるには

あくまでも上記のデメリットは2-2-2配列になっている場合のみ起こることです。

それ以外では1-2-1配列になっているでしょうから、この問題は発生しません。例えば比較的長距離の国際線であれば、1Aはファーストクラスやビジネスクラスの1-2-1配列になっているはず。以前シンガポール航空スイート(旧機材)に乗ったことがありますが、1-2-1配列はもちろんのこと、そもそも個室になっていたりしたのでこのような問題は発生しませんでした。

いずれにせよ、1Aの座席を取るときはシートマップを確認したほうが良いでしょう。運悪く2-2-2配列の機材になることが分かった場合、長距離路線である / 頻尿気味 などの理由でお手洗いに行く回数が多そうなのであれば、1Aではなくあえて1Dや1Gなどを選んだほうが良いかもしれません。

  1. JGC / SFCの上級会員ではなく、政財界の大物など真に社会的地位のある人のことを指す。一部の空港でVIP向けの車寄せなどもあるらしいことを示唆する資料を見たことがある。

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