生活のアイデア

SlideShareでスライド変更のための再アップロードができなくなった

2018-05-10

タイトル通りです。これは困りました…。

SlideShareとは

自分で作成したスライド(PowerPointやPDFなど)をアップロードして公開するサービスです。みなさんおなじみのYouTubeでは動画をアップロードして公開していますが、動画ではなくスライドにしたものがSlideShareだと考えて下さい。以前は独立したサービスでしたが、2012年にLinkedInに買収され、LinkedInのアカウントと連携できるようになりました。あいにくSlideShare自体の日本語版はまだできていませんが、UIは分かりやすいので困ることはないと思います。日本語で作成されたスライドも大量にアップロードされています。

インターネット業界の勉強会で使用したスライドをそのままアップロードして勉強会終了後に公開するということがよく行われています(注:インターネット業界では会社をまたいで技術的な勉強会を行うのが一般的で、情報をどんどん共有していくのがインターネット業界が発展している要因の1つだと考えています。このことを某製造業の友達に言ったら、そちらの業界では機密保持がガチガチで情報共有はまず無いらしく、ひどく驚かれた覚えがあります)。ネット業界に限らず、ビジネスの経験などをシェアしているスライドもよく見かけます。個人的なイメージとしては、SlideShareにスライドをアップしている人は勉強熱心な人が多いので、スライドを見ているだけで勉強になったり楽しめたりします。

YouTubeと同様にWebページに埋め込むことも可能です。埋め込まれた形で見たことがある方も多いかなと思います。

いつの間にかスライドの変更ができなくなっていた

久しく触っていなかったので気づくのが遅れましたが、少なくとも2016年の春の時点では、一度アップロードしたスライドを再アップロードして上書きする機能がありました。この場合、再アップロード前のURLやviews(閲覧数)などはそのまま引き継がれます。

ふと以前アップロードしたスライドのことを思い出して見返すと、修正したい点がいくつか見つかりました。そのため、以前のスライドの元ファイルを引っ張り出して再アップロードを試みたところ…再アップロードのためのボタンが消えているではありませんか!

いろいろ調べていくと、再アップロード機能についてユーザサポートに問い合わせたという人が回答をStackExchangeに載せていました。

https://webapps.stackexchange.com/questions/110515/how-do-i-re-upload-a-presentation-on-slideshare

回答を要約すると

  • 再アップロード機能は削除した
  • 修正後のファイルを新規ファイルとしてアップロードして、古いファイルを削除することで対応して欲しい
  • views(閲覧数)/likes(イイね数)/URLは引き継がれない

とのことなので、重要なパラメータであるviews等を保持したままスライドを修正するのは実質的に不可能です(個人的な予想では、全く内容が異なるスライドに定期的に変えることによって、views/likesを保ったまま異なるスライドを見せるような使い方(不当にviews/likesを稼ぐ)がされて、views/likesの信頼性が下がったことが原因かな…と推測)。この投稿が載せられたのが2017年10月なので、少なくとも半年前にはこの機能が削除されたようです。これには困っている人が他にもいるようで、機能削除に抗議するスライドがアップされていたりします。

思えばかつてmixiが「足あと」機能を削った時は反対意見も多く、ある程度時間が経ってから復活したこともありました(注:Facebookが日本で広まる2010年頃までは、mixiがソーシャル・ネットワーキング・サービスとして絶大な人気を誇っていた)。私自身はWebサービスの積極的な改善は支持する側ではありますが、もしかしたらそのうち復活するかもしれませんね。

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