生活のアイデア

国際運転免許証の作り方

2019-11-11

少し前に国際運転免許証を作ってきました。何気に今まで3回作っているので、失敗談も含めて作り方を書いていきます。

国際運転免許証とは

その名の通り、海外で使うための運転免許証のことです。日本の運転免許証を持っている人であれば、運転免許センターや一部の警察署で作成できます。

  • 運転できる車両の種類は、今持っている日本の運転免許で運転できる車両に準ずる。大雑把に言うと、A: 自動二輪, B: 普通自動車, C: トラック, D: バス, E: 牽引のいずれか、またはその組み合わせが割り当てられる。
  • 有効期間は1年間
  • ジュネーブ交通条約を締結している国で有効(日本人が行きそうな有名所の国はカバーされていることが多い。ただし中国本土は不可)

国際免許を持つメリット

海外で自動車を運転できる

言うまでもなく、ジュネーブ交通条約を締結している国で自動車を運転できます。海外旅行の時に車を運転できると行動範囲が広がります!

英文の住所証明として使える

変わった使い方として、日本国内の住所を証明する物として使うことができます。単に身分を証明するものとしてはパスポートで十分ですが、パスポートには住所が載っていないので住所証明には使えません。一方、国際免許には住所が英語で記載されます。私が知っている範囲で、比較的簡単に発行できる住所証明といえば、国際免許証か銀行の残高証明書(銀行に言えば英文で発行してもらえる)くらいかと思います。

国際免許の取り方

都内で国際免許を取るには、3箇所ある運転免許センターか一部の警察署に行く必要があります。私は鮫洲の運転免許試験場に行ったので、その前提で書いていきます。

https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/smph/menkyo/menkyo/kokugai/kokugai01.html

当日の持ち物

  • 日本の運転免許証
  • 5cm × 4cmの写真
  • パスポート or 渡航を証明できる書類
  • 古い国際免許(以前発行したことがある場合)

記憶が曖昧なので間違っているかもしれませんが、数年前に国際免許を作る際にパスポートを持っていくのを忘れた時には、代わりにその国に行くための航空券の予約票(しかも、スマホ画面を見せるだけではなく紙に印刷したもの)を求められた気がします。その時は近くにあるコンビニでスマホから印刷することで何とか対応しましたが、明らかに面倒なのでパスポートを忘れないようにしましょう。

写真については、日本の運転免許証の写真サイズより大きいので注意してください。また、日本の免許を更新する時は手続きの途中でその場で写真を撮ってもらうので持参する必要はないのですが、国際免許発行のための写真は予め撮ったものを持参する必要があります。写真を用意するのを忘れた場合は、運転免許試験場の1Fに撮影マシンがある(1回800円)ので利用しましょう。

古い国際免許については、持っていれば持っていく必要があることになっていますが、有効期限(1年)が切れていることが明らかな場合は、持っていかなくてもその旨を言えば手続きを進めてくれました(担当者によるのかもですが…)。

空いている日

鮫洲の運転免許試験場の場合、平日または日曜日は業務を行っています。土曜日や休日、祝日、年末年始はお休みです。

ただ、この表記だと日曜日かつ祝日の場合(2019年の文化の日など)にどうなるかが分かりませんね…。運悪く(?)そのような日に行くことになる場合は、予め電話で聞いておいたほうが良いでしょう。

所要時間

私は日曜日の午前中に行きましたが、免許の更新に来ている人が大勢いる中で、国際免許発行の窓口は空いていました。必要書類の記入や手数料支払なども含めて、20分程度で終わったように思います。思ったよりあっけないものです。

なお、手続きの途中で、渡航先の国と渡航期間、そして出生地(都道府県)を聞かれます(国際免許に記載されるため)。本籍地ではないのでご注意ください。

なお2Fに食堂があるので、お昼前後に行く場合は食堂でランチするのも一つの手です。

海外の運転方法について

これで晴れて海外で運転できるようになりました。ただ、運転できる権利を得ただけであり、交通法規については一切情報提供されません。そもそもの話で言えば左側通行か右側通行かも国によって違いますし、標識や交通ルールも全然違います。運転する前に、ネットで調べる等して交通ルールを学んでおきましょう。

また、現地でレンタカーを借りる場合、カーナビが付いていてもどれくらい役立つかは分かりません(というか日本のカーナビが高度すぎる)。数年前にハワイで運転した際は、カーナビは付いていたものの精度が悪く使いづらいものでした。また日本語に対応していない可能性もあります。今はスマホをカーナビ代わりに使えるようにもなりましたが、それでも不安は残るので、一人で運転する場合は大まかなルートを予め頭に入れておいた方が良いでしょう。

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