アーリーチェックインのススメ

レイトチェックアウトと比べるとあまり話題になりませんが、ホテルのアーリーチェックインはかなり便利です。

アーリーチェックインとは

通常、15時からとなっているホテルのチェックインを早い(early)時間から行うことです。

普通はこのようなことはできませんが、追加料金を払ったり、アーリーチェックインのリクエスト権が付いている宿泊プランで予約すれば、アーリーチェックインが可能になることがあります。

またホテルに当日お願いすることで、（本来はそのような権利がないとしても）ホテルのご厚意でチェックインを少し早めてもらえる場合もあります。

人気ホテルの場合、チェックイン開始のタイミングで既に宿泊客がフロント前で行列を作っていることがあります。

客室数が多いビジネスホテルやシティホテルであれば、大量の宿泊客を短時間で捌くのに慣れているはずです（フロントに十分な人数のスタッフを配置したり、1人1人のチェックイン処理が短時間でできるように工夫されている）。そのため、少し待てばチェックインできるでしょう。

しかし5つ星クラスのホテルの場合は全般的にチェックイン処理に時間がかかる¹ため、行列の進み具合はゆっくりな印象です。特に、安倍政権時代のGoToトラベルでは高級ホテルに宿泊客が集中したせいか、週末などにはチェックインに1時間近くかかったといった事例もあったようです。

アーリーチェックインを行うことができれば、混雑時間帯を避けることができるため、待ち時間も最小限で済みます。

これは単純な話ですが、1時間早くチェックインできれば、滞在時間が1時間伸びます。（早くチェックインした分だけ早くチェックアウトさせられるということは普通はないため）

あまり見かけないものの、アーリーチェックインが可能と明記されている宿泊プランが存在する場合があります。

本記事執筆時点（2021年12月）では、シャングリ・ラ東京の公式サイトから予約可能な「オンライン限定ステイケーションオファー」プランでは午前9時アーリーチェックイン、翌21時レイトチェックアウトが可能になっています。

ホテルによっては会員制度があり、会員ランクが上がるとレイトチェックアウトや部屋のアップグレード等の特典が付いてきます。その中にアーリーチェックインが含まれる場合があります。

いくつかの外資系ホテルチェーンを見てみると、アーリーチェックインのリクエスト権が特典として付くと明記されている場合があります。

一般的な予約サイトではなく、特殊な方法で指定したプランを予約した場合に、アーリーチェックインの特典が付くことがあります。

有名なところではアメックス・プラチナのファイン・ホテル・アンド・リゾーツ(FHR)特典があり、FHRのプランとして予約すると、当日の空き状況次第で12時からのアーリーチェックインが可能になります（←確約ではない）。

またclassictravel.comなどの5つ星クラス専門の旅行サイトや旅行代理店経由でのみ利用可能なプラン（Hilton impresario, Marriott STARSなど）でも、当日の空き状況次第でアーリーチェックインのリクエストが可能になります（←こちらも確約ではない）。

なおここで記した方法はアーリーチェックインが確約されるのではなく、リクエストする権利があるというだけです。空き状況によってはアーリーチェックインが不可な場合もあります。

またアーリーチェックイン可能な時間も当日の朝にならないと分からないと言われる場合もあります（前の宿泊客のチェックアウト時間や部屋の清掃の進捗に左右されるので）。アーリーチェックインを希望の場合は、方法について事前にホテル側に確認してみて下さい。

これは非公式の方法ですが、ダメ元でお願いしてみれば早めにチェックインさせてもらえることがあります。ただし追加料金が発生する可能性もあります。

いくつかの他の人のブログ等を見てみると、特にホテルの中〜上級会員であれば、会員の特典としてはアーリーチェックインが存在しない場合でもアーリーチェックインさせてもらえる可能性があるようです。

もちろんこれはホテル側のご厚意によるものなので、本来は利用できないものです。アーリーチェックインできなかったとしても（←というかそれが普通）決して怒らないように！