六本木ヒルズで行われている、特別展 天空ノ鉄道物語に行ってきました。
特別展 天空ノ鉄道物語とは
六本木ヒルズ森タワーの52Fで行われる、六本木ヒルズが開業して初めての大規模な鉄道関係の展覧会です。ガチな鉄道ファンや比較的年配の人が楽しめる内周と、一般の人(鉄道ファン以外)や子どもが楽しめる外周の2つのエリアで構成されています。
アクセス
六本木ヒルズ森タワーの52Fにある、森アーツセンターギャラリーとスカイギャラリーで開催されています。ただ、森美術館を目指すのが一番分かりやすいです。森美術館に行く途中でチケット売り場(森美術館や展望台と共通)や会場があります。
地下鉄では東京メトロ日比谷線か都営地下鉄大江戸線の六本木駅が最寄りです。地上に出て六本木ヒルズ森タワーの横にある入口を目指して下さい。
支払い方法
現金のほか、クレジットカード利用可(アメックス含む)。電子マネーは未確認です。
開催時間に注意
この企画は20時までですが、最終入場は19:15です(火曜日は16:15まで)。森美術館は22時まで空いているのですが、それと同じだと思っていると早く終ってしまうので、森美術館や展望台に何度か来たことがある人は間違えないように要注意です!
また、この企画は52Fフロアの外周(スカイギャラリー)と内周(森アーツセンターギャラリー)の2つに分かれているのですが、それぞれで入り口があり、どちらも最終入場が19:15になっているので、ギリギリに行くと片方しか入れないかもしれません(未確認)。両方の展示をじっくり見たい場合は、18:45までには52Fにたどり着くのが無難かと。
https://tentetsuten.com/map.html
混雑状況
私は平日の夜(最終入場の30分ほど前)に行きましたが、その時は空いており待ち時間ゼロでした。週末はどうなるかは分かりません。
展示の内容
上記のように内周と外周に分かれています。なお、館内は映像コンテンツを除いて基本的に写真撮影OKとのことです。
https://l-tike.com/event/feature/tentetsuten/19120300/
内周の内容
まずは森アーツセンターギャラリーから。ちなみに入口も昔の改札口を模したものになっています。こちらは旧国鉄〜1990年代のJRに関する展示が中心で、鉄道ファンや比較的年配の方が好みそうなのはこちら。
ヘッドマーク展示
入口を入って進むと、寝台列車や特急のヘッドマークがあります。鉄道関係の展示で見かけるものですが、中には珍しいものもあったりします(カートレインなど)。
時刻表の嵐
旧国鉄時代からJRまで、1964年からの時刻表(辞書並みに厚い本)が並んでいる様は圧巻です。一部の時刻表については、中身を読むことができるようにもなっています。
原寸大の旧トワイライトエクスプレス
なんと、今は無きトワイライトエクスプレス(現行のTWILIGHT EXPRESS 瑞風の前身)を再現したものがあります。個室と食堂車をの一部を再現しており、特に食堂車は食器や照明が当時の雰囲気を伝えていました。
外周の内容
スカイギャラリーの中に展示があります。こちらは私鉄やアート作品としての展示など、鉄道ファン以外の一般の人向け(?)の展示が中心。
夜景
まず入ってすぐに見えるのは、今回の展示の名前にも入っている「天空駅」です。こちらは駅や蒸気機関車を模したものと映像作品とのセットになっています。
ところで、上記の通りここはスカイギャラリー(屋内展望台)なので、夜景は通常通り楽しめます。なお20時以降もスカイギャラリーとして入場は可能なので夜景を楽しむことはできますが、下記の展示は見ることができません。
私鉄の展示
内周は旧国鉄やJRがメインでしたが、外周は東京メトロや首都圏の私鉄についての展示がありました。
鉄道車両ドアのインスタレーション
各鉄道会社のドアを模した映像で、手を触れると扉が開く仕組みになっています。個人的にはどうやって手の動きを感知しているのかが気になる。
感想
上記以外にもマニアックな展示もあります。例えば「いい旅チャレンジ20,000km」の踏破パスポートや、昔と今の路線図の比較、青函連絡船のポスターや模型、鉄道標識が大量に貼られている写真撮影スポットなど。私自身はライトな方の鉄道ファン(鉄道マニアと呼べるレベルではない)ですが、特に内周の展示は他の博物館等でもなかなか見かけない充実したものでした。一方で外周は鉄道ファンでなくても楽しめるものだったので、鉄道の好みの度合いや年齢に関係なく、あらゆる人が少なくともどちらかは楽しめる企画になっていました。
この特別展 天空ノ鉄道物語のチケットで53Fの森美術館にも入ることができます。この特別展の会期中は「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか」が行われており、こちらも結構楽しかったので、時間に余裕があれば是非行ってみましょう。