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マネックス・ゴールドで金の現物を引き出してみた

2021-11-06

マネックス・ゴールドで金の積立等を行っている場合、100g単位で現物の金を引き出すことが可能です。これは他のお店で売却することが可能です。

今回は実際に現物を引き出してみたので流れを記します。

引き出し時の消費税が大きい!

必要な手数料

100gのゴールドバーとして引き出しを行うためには、次のような手数料(税込)がかかります。

  • 手数料…6,600円
  • 消費税…申し込み翌営業日9:30の100gの金の価格 * 10%
  • 送料…2,200円

https://info.monex.co.jp/gold/fee.html

このうち2つ目の「消費税」というのが曲者で、本記事執筆時点(2021年11月上旬)でのマネックス・ゴールドでの金価格が1g = 約6,600円なので、100gを引き出そうとすると約66,000円(= 6,600 * 100 * 10%)かかることになります。手数料と送料は仕方がないとしても、この「消費税」が非常に高く感じます。

田中貴金属工業の純金積立では、引き出し時の消費税というものはかかりません。ただ、田中貴金属工業の純金積立の方が積み立てる金の価格が高い(積立時に消費税+α分が乗っている?)ので、トータルで見るとコストはあまり変わらないのかもしれません。

諸々のコストを最小限にするためには、金価格が下落したタイミングで引き出すのが良いでしょう。

上記の手数料・消費税・送料をすべて合わせると、約75,000円(= 6,600 + 66,000 + 2,200)が必要になります。これはマネックス・ゴールドの預かり金額から引き出されます。ゴールドの引き出しを申し込む場合には、多少の余裕を見て8万円くらいは預かり金額残高があるように、必要に応じてマネックスの総合口座から資金移動しておきましょう。なお資金移動自体に少し時間がかかるので、前もって移動しておく必要があります。

引き出しの流れ

申込みから現物の受け取りまで

マネックス・ゴールドにログインし、地金のデリバリーのメニューから申し込むことができます。

申し込んだ時点で手数料の6,600円が差し引かれます。その翌営業日に消費税と送料が計算されて差し引かれます。

申込日から約1週間後に郵便書留でダンボールが届きました。差出人としてマネックス証券の名が書かれているものの、箱自体はそっけないダンボールであるため、パッと見ただけでは金が入っているとは分かりません。また100gのゴールドバー1本は箱に対して非常に小さいので、箱は過剰包装のようにも見えます(笑)。

書留・転送不要の記載がある箱で送られてきた

箱の中に、引き出した金の現物と「地金出庫諸費用計算書」が同梱されていました。金はアサヒプリテック(AKK)のものでした。

送られてきた金

確定申告に必要かもしれない書類

同梱されていた「地金出庫諸費用計算書」には、次の情報が記載されていました。

  • 出庫した金の重さと本数
  • 出庫手数料の金額と日付(出庫依頼受付日)
  • 消費税相当額と送料の金額と日付(出庫確定日=出庫依頼受付日の翌営業日)

この書類には、金の現物の出庫日時点での金額や、積立金額の合計等は書かれていません。

もしこの金の現物を売却する場合、未確認ではありますが、税金の計算の関係でそれらの金額が必要になる気がします。「地金出庫諸費用計算書」だと情報が不足する可能性が高そうなので、マネックス・ゴールドの取引照会メニューから、諸々の取引の明細などをダウンロードしておいた方が良いかもしれません。

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