シンガポール航空スイートクラスに乗ってみた(その1:スイート乗客用のプライベート・ルーム)

飛行機・鉄道

シンガポール航空の最上級クラスである「スイート」に乗ってみました。この記事ではスイートの乗客向けの、今までの空港ラウンジとは別格の豪華ラウンジ(プライベート・ルーム)について記します。

シンガポール航空のスイートとは

普通、飛行機の座席で一番安いのはエコノミークラスで、一番高いのはファーストクラスです。ファーストクラスでもかなり高額であり「ファーストクラスに乗るのは人生で叶えたい夢のひとつ」という人も多いと思います。

だがしかし!シンガポール航空にはファーストクラスよりも上位のクラスであるスイートクラスというものが存在します(日本語の搭乗記ブログを見るとよく「スイートクラス」と書かれていますが、公式サイトを見る限り正確には「スイートクラス」ではなく「スイート」が正しいようです)。シンガポール航空が運行する飛行機のうちエアバスA380型にのみ存在するもので、世界の航空会社の中でもひときわ豪華なつくりになっています。スイートは普通に買ったら東京〜シンガポール間で70万円以上するチケットですが、今回はクレジットカードのポイントを貯めたものを使ってスイートのチケットを手に入れました。チケットの入手については以前の記事で紹介しています。

ファーストクラス以上用のチェックインカウンター

シンガポールのチャンギ国際空港を出発する便の場合、通常のチェックインカウンターがあるエリアとは別のエリアに、ファーストクラス以上の利用客のみが利用できるチェックインエリアがあります。

https://www.singaporeair.com/ja_JP/jp/flying-withus/before-the-flight/lounges/firstclass-checkin/

こちらに行くと、ポーターサービスや出国手続きへの直通通路などの特典があります。しかし、私の場合はこれに気づかず、普通のチェックインカウンター(もちろんその中ではスイート用のカウンターを使いましたが)で手続きをしてしまいました。その場合は上記のような特典はありません。実にもったいないことをしてしまいました。みなさんが使うときは、FIRST CLASS DEPARTUREと書かれたエリアを目指しましょう。

ターミナル3のフロアマップ。左側の赤枠部分がファーストクラス以上用のチェックインエリア。

スイート用のラウンジ

出国手続きを終えて制限エリアに入り、エスカレーターで上のフロアに行くと、シンガポール航空のラウンジがあります。

シルバークリスラウンジに行く

ややこしいのですが、シンガポール航空のラウンジが2種類あります。

ラウンジは2種類ある
  1. シルバークリスラウンジ…クリスフライヤーの会員ランクに関係なく、スイート・ファーストクラス・ビジネスクラス利用時。またはPPSクラブ会員。
  2. クリスフライヤーゴールドラウンジ…クリスフライヤーのゴールド会員またはスターアライアンスゴールド会員でエコノミークラス利用時

名前だけ見ると「ゴールド」と書かれている2番目の方が豪華なように思ってしまいますが、上位なのは1番目なので、スイートに乗る場合はシルバークリスラウンジに行きましょう。なお私が行った2019年秋の時点で、行き方によっては途中で工事中になっており、ラウンジが閉鎖されているように見える場所がありましたが、構わずに廊下を突き進むとラウンジが営業しています。

ファーストクラスラウンジの先のプライベート・ルームに入る

シルバークリスラウンジは次の3つのエリアに分かれています。

  • ビジネスクラスラウンジ…ビジネスクラスの乗客向け
  • ファーストクラスラウンジ…ファーストクラスの乗客向け(スターアライアンス系列の他社便のファーストクラスを含む)
  • プライベート・ルーム…シンガポール航空のスイート・ファーストクラスの乗客向け(他社便のファーストクラスの乗客は入室不可)

スイートの乗客は上記のすべてに入ることができます。特に、プライベート・ルームはシンガポール航空のスイート・ファーストクラスの乗客に限られるので、入室可能な人はかなり少ないです。シルバークリスラウンジの入口でスイートのチケットを見せると案内してもらえます。

プライベート・ルームの中

プライベート・ルームに入ると、今までのラウンジとは別格の世界が広がっています。このプライベート・ルームの中は大きく2つのエリアに分かれています。

  • ダイニングエリア
  • ソファ席エリア(名称不明なので便宜上こう呼ぶ)
プライベート・ルームのソファ席エリア

通常の空港ラウンジは食事を自分で取ってきて椅子に座って食べるものですが、プライベート・ルームのダイニングエリアでは、なんと高級レストランのようにフルサービスで食事を注文できます。もちろん注文できる量に制限なし。

席(1人がけのソファーが地味に大きくて驚く)に座ると、とりあえずヴィンテージもののドンペリ(Dom Pérignon Brut Vintage 2009)が出てきました。とても飲みやすく美味。もちろん無料で飲み放題。飲むと給仕の方からどんどん注がれてくるので、飲み過ぎには注意!

メニューから欲しいものを注文していくと、席を立たずとも運ばれてきます(レストランのように料理しているようなので、多少時間がかかります)。お酒や料理の他に、デザートやノンアルコールドリンクもあります。TWGの紅茶が12種類くらいありました。

食事を堪能したらソファ席エリアのソファーで休みます。なお飲み物はこのエリアでも持ってきてもらえるようです。

プライベート・ルーム専用のお手洗いとシャワー室があります。男性用の方を確認したところ、お手洗いには歯ブラシがあり、シャワー室も2室ありました(お手洗いの入口にラスタッフが立っており、何かと思ったらシャワー室を掃除する人のようでした)。なお女性用の方は知りません(笑)。

これだけの設備がプライベート・ルーム専用の空間にあるので、そもそも入室できる人が少ない中にどれだけの贅を尽くしているのかと思いました。プライベート・ルームだけでこれだけの設備があるので、それにファーストクラスラウンジやビジネスクラスラウンジを含めたシルバークリスラウンジは全体としては相当な広さになっていると言えます。

前菜としてMixed Garden SaladとAssorted Sateyを注文。サテーが美味かった。
メインとしてWok-Fried Lobster with Braised Wanton Noodlesを注文
食後にバニラアイスとTWGの紅茶を注文

客層

ファーストクラスやスイートの利用客はお金を貯め込んだ定年リタイヤ組かどこかの企業のエグゼクティブばかりなのかと思っていました。

ただ、プライベート・ルーム内を見る限りでは、確かに出張中のエグゼクティブっぽい人や旅行中のリタイヤ組らしき人は見かけたものの、そのような人はそれほど多くはなかったです(出張中の快適な移動という意味ではビジネスクラスで十分ですし…)。むしろ、20〜30代くらいの比較的若年層の割合が半分くらいだったように感じます。たまたまそういうタイミングだったのかもしれませんが…。

長くなってきたので、スイートに乗ったときの様子は別記事で書きます。

余談:ビジネスクラスラウンジ・ファーストクラスラウンジとの比較

プライベート・ルームの前にある、シルバークリスラウンジの他のエリアと比較してみます。

ビジネスクラスラウンジ。思った以上に人が多い。
ファーストクラスラウンジ。シンガポール航空以外のファーストクラス利用者が入れるのはここまで。ファーストクラスってこんなに人がいるものなのだろうか。

やはりプライベート・ルームは別格ですね。