2024年1月に、マカオにあるザ・ロンドナー・マカオに行ってきました。本記事では主にカジノについて記します。
本記事では為替レートとして1 HKD = 18.62 JPY(2024/1/10時点のレート)で計算します。
かつてはサンズ・コタイ・セントラルだった場所
本記事執筆時点(2024/1/11)では、ロンドナー・マカオのカジノの中について書いている日本語ブログ等はほとんど出てきません。
いくつかのブログ等を見ると、どうやらここはかつてサンズ・コタイ・セントラルと呼ばれていた場所のようで、2023年5月から今のザ・ロンドナー・マカオに変わったようです。
- https://casinobu-web.com/sandscotaicentral/
- https://casinobu-web.com/conrad-macao/
- https://www.timeout.jp/tokyo/ja/news/a-uk-themed-resort-in-macao-061523
サンズ・コタイ・セントラルからザ・ロンドナー・マカオへの変更点
サンズ・コタイ・セントラルからザ・ロンドナー・マカオに変わったことに伴い、いくつか大きな変更があります。
ヒマラヤカジノは無くなり、ザ・ロンドナー・カジノに変わった
サンズ・コタイ・セントラル時代は2つのカジノ(「ヒマラヤ」と「パシフィカ」)があり、ヒマラヤは低レート(庶民向け)、パシフィカは高レート(金持ち向け)だったようです。しかし、今はヒマラヤカジノはありません!
ヒマラヤがあったと思われる場所にザ・ロンドナー・カジノが新しくできました。このザ・ロンドナー・カジノは高レートであり、バカラだとミニマムベット(最低掛け金)は2,000 HKD(約37,000円)でした。軍資金が10万円だと、5分で全額失う可能性もあります(笑)。ザ・ロンドナー・カジノで遊ぶには、軍資金は最低でも100万円は用意したいところです。
一方、以前は高レートとされていたパシフィカ カジノのレートが下がったようで、バカラのミニマムベットは500 HKD(約9,300円)になっています。軍資金が10万円程度なら、500 HKDのテーブルでコツコツ遊ぶのが良いでしょう。なお皆同じことを思うためか、500 HKDのテーブルは大人気です。
ざっと見た限りでの各カジノにおけるバカラのミニマムベットは次の通りです。
カジノ | ミニマムベット (HKD) |
---|---|
ザ・ロンドナー・カジノ | 2000, 3000, ... |
パシフィカ・カジノ | 500, 800, 1000, .... |
ホテルが増えた
サンズ・コタイ・セントラル時代は次の3つのホテルがあったようです。
- セントレジス マカオ
- コンラッド マカオ
- シェラトン マカオ
今のザ・ロンドナー・マカオでも、この3つのホテルは営業しています(正確には、シェラトン マカオはシェラトン・グランド・マカオに変わっていますが)。ただ、この3つに加えて
- ザ・ロンドナー・ホテル
- ロンドナー・コート
という2つのホテルが追加されているようです。
https://jp.londonermacao.com/hotels.html
位置関係は、北側からセントレジス→ロンドナー→コンラッド→シェラトン グランドの順です。特に、ロンドナーとコンラッドは、ホテルのフロントや客室へのエレベータもほぼ同じ位置にあります。
コンラッドマカオの宿泊記はこちらです。
シャトルバスが変わった
マカオにはカジノ併設ホテルが数多くありますが、空港などからホテルへの無料シャトルバスが出ています。私は夕方にマカオの空港に着いたのですが、その時点ではタクシーは長蛇の列だった一方、シャトルバスは空いていました。マカオのタクシーはクレカ未対応、英語が通じにくい、高額紙幣も色々使いにくいなど、海外旅行で来た人にとっては難易度がやや高いらしいので、シャトルバスを使うのが無難なように思われます。
ザ・ロンドナー・マカオに変わったことに伴い、シャトルバスも変わっています。私がマカオに行ったときには、空港→ザ・ロンドナー・マカオ→パリジャン・マカオに行くバスが出ており、ザ・ロンドナー・マカオの停留所では、シェラトングランド・マカオの入り口に着くようになっていました。そこから建物の中をしばらく歩くと、他のホテル(コンラッド、ロンドナー、セントレジス)へも行くことができます。
以前はシェラトンマカオに直接行くバスは無かった(?)ようなので、利便性が高まったと言えます。
その他
これはザ・ロンドナー・マカオへの変更とは直接は関係ないのですが…ご存知の通り今は円安で、かつ海外は日本以上に物価が上がっているため、全体的に値段が高くなっています。
例えば手軽に食事を取れる場所としてフードコートがありますが、安くても数十 HKDであり、日本円にすると1,500円前後します。通貨が日本円でないと金銭感覚がバグりやすいので気をつけましょう。
あと、私が行ったときは3階で大規模な工事が行われていました。近日、何かがオープンするようでした。
カジノへの入場方法
以下はロンドナーカジノとパシフィカ共通の内容です。
年齢制限をクリアしていれば、無料で入場できます。またパスポートの提示も不要でした(年齢制限ギリギリの若者だと提示を求められるかもしれませんが)。
なお、ある程度の大きさのカバン(ショルダーバッグなど)を持っていると、簡単な手荷物検査があります。
大型の荷物を持ち込むことができるかは不明ですが、持ち込めない気がする(以前、シンガポールのカジノに行ったときはクロークがあった)ので、ホテルに置いておくのが無難です。
カジノでは直接日本円を賭けることはできず、カジノ内のキャッシャーで香港ドルに両替した上で、それをチップに交換します。勝負の末に余ったチップは、キャッシャーで香港ドルに等価交換できます。なおカジノ内のキャッシャーでは香港ドルを日本円に両替することはできないので、必要な場合はカジノ外の両替商で両替するか、マカオ滞在中に使い切るか、香港ドルとして日本に持ち帰るなどしてください。