マイナンバー通知カードではなく、顔写真付きのマイナンバーカードを作ろうとしたときにハマった点を書いていきます。
マイナンバーカードとは
そもそもの話として、マイナンバー関連のものには「(マイナンバーの)通知カード」と「マイナンバーカード」があります。マイナンバーの通知カードは、恐らく全員に数年前に届いたであろう薄いペラペラのカードで、顔写真はついていません。これにはマイナンバーが記載されており、行政や税関係の手続きは、当面の間はこの通知カードだけで事足ります。
一方、マイナンバーカードは顔写真付きのもので、マイナンバーが記載されている以外に身分証明書やオンラインでの行政・税関係の手続きに使う電子証明書が入っています。これの発行は任意ですが、住民票をコンビニで取れるようになるなど、地味に手続き関係が便利になるようです。
マイナンバーカードは、郵便による申請以外にも、パソコンやスマートフォンを利用する方法や、街にある証明写真機から発行申請することも可能なようです。なお申請してから実際に受け取ることができるまでには、1ヶ月程度かかります。
https://www.kojinbango-card.go.jp/kofushinse/
パソコンで交付申請しようとした時にハマった点
マイナンバーカードの交付申請には写真が必要なのですが、手元に証明写真がなかったので郵便は却下。
たまたまパソコン内に少し前に撮影した写真データがあったので、実際にパソコンで交付申請してみました。その際にハマった点を書いていきます。
交付申請書が無い!
実際に手順を進めると分かりますが、申請書IDなる23桁のIDを入力する必要があります。
通知カードが送られてきた際に封筒に入っていた「交付申請書」に申請書IDが書かれているらしいのですが、私の場合は交付申請書を紛失していました。残念ながら申請書IDはマイナンバーの通知カードには記載されていません。
この場合は、市区町村の役所に行って交付申請書の発行を依頼するしかありません。役所に行くとマイナンバー関係の窓口があるはずなので交付申請書の発行を依頼しましょう。窓口が混んでいなければ数分で終わると思います。
写真サイズが足りない!(「ファイルのピクセルサイズが下限値に満たない」エラー)
手順を進めると顔写真をアップロードする箇所があります。ここでアップロードできる画像サイズ(ピクセル)・ファイル形式・ファイルサイズは決まっており、縦横それぞれ480px以上のJPEGファイルである必要があります。
JPEG以外のファイル形式でデータを持っている場合は適当に変換すれば良いですし、大きすぎるものをトリミングor縮小するのも簡単ですが、小さすぎるものしかない場合は困ったことになります。単純に拡大して480px以上にすることは簡単ですが、いかんせん10年残る写真なので、粗い画質のものを残したくはないですし、画質が悪いと却下される可能性もあります。
結局、よりファイルサイズの大きいデータを見つけ出して、アップロードすることにしました。
終わりに
マイナンバー自体は、普段の生活では確定申告を行う際や転職のときくらいしか使うことがないと思います。また運転免許証を持っていれば身分証明書として使えるので、上記の目的でマイナンバーを使う場合も通知カードで十分なのですが、政府としてはマイナンバーカードを普及させたいという意図があるようです。
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マイナンバーの通知カードが全員に配布されてから年月が経過しているので、交付申請書を紛失している人は意外といると思います。この記事が役に立てれば幸いです。